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audio-opusのフラグシップオーディオプレーヤー「OPUS#2」に込められた意味とは

» 2016年12月19日 13時20分 公開
[井上輝一ITmedia]

 12月17日、18日の2日間にかけて行われた「ポタフェス2016冬 in 東京/秋葉原」では、The BITのオーディオブランド「audio-opus」が17日から販売を開始したフラグシップオーディオプレーヤー「OPUS#2」の実機が展示されていた。

audio-opusのフラグシップオーディオプレーヤー「OPUS#2」

 OPUS#2はDACチップにESSの「ES9018K2M」を2基搭載し、5.6MHzのDSDのネイティブ再生や384kHz/32bitまでのPCM音源の再生に対応した。イヤフォン端子は3.5mm 3極と2.5mm 4極バランスを備える。

右側面上部 右側面には音量つまみ、上部には電源ボタンと3.5mm、2.5mmイヤフォンジャックがある
左側面下部 左側面には巻き戻し、次の曲、早送りのボタン、下部にはmicroSDスロットとmicroUSB端子がある
背面UI UIにはAndroidらしさを残しつつも、通知領域からのショートカットにイコライザーやリピート、シャッフルなどのボタンを配置して使い勝手を向上した

OPUS#2の想定するユーザーは、価格からも分かるように高級志向のユーザーだが、中でも「イヤフォンの個性や味付けを楽しむ人々」としている。そのためOPUS#2本体のチューニングは、イヤフォンの特性を引き出すために正確にゆがみのない音を再生することを追求した。

 チューニングの過程では「基盤設計」「サウンドバランスチェック」「周波数帯域毎のチューニング」「レコーディングスタジオでのチューニング」「マスタリングスタジオでのチューニング」「モニターユーザー評価」という6つの段階を繰り返し行い、数カ月かけて音を完成させているという。

「OPUS」の意味って?

 これまで「OPUS#1」「OPUS#11」(ポータブルアンプ)と製品を出してきたaudio-opus。新たにラインアップに並ぶ「OPUS#2」はフラグシップ機種ではあるが、決してOPUS#1の後継機種という位置付けではないという。

The BITの社長Kevin Kim氏

 The BITの社長Kevin Kim氏は「OPUSとは作品の意味で、#1、#2というのは作品に付ける番号です。ラインアップとしてOPUS#1からOPUS#4までを予定しています」と説明する。

 #1から#4までの4製品はそれぞれ違うDACチップを採用するとし、OPUS#1にはCirrus Logicの「CS4398」、OPUS#2にはESSの「ES9018K2M」を採用、2017年中の発売を目指すOPUS#3とOPUS#4にはそれぞれBurr-Brownと旭化成のチップを採用する予定だ。

 OPUS#2はOSをAndroid 5.1.1とし、OPUS#1にも12月にアップデートでAndroid 5.1.1を適用し、同じUIに統一した。OPUS#3やOPUS#4にも同じUIを搭載する予定だという。

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