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“蚊取空清”はコバエにも有効――シャープ調査

» 2017年06月05日 16時06分 公開
[ITmedia]
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 シャープは6月5日、“蚊取空清”こと蚊取り機能付きプラズマクラスター空気清浄機「FU-GK50-B」がコバエにも有効であるという調査結果を発表した。

プラズマクラスター空気清浄機「FU-GK50-B」(2016年3月の製品発表会で撮影)

 蚊取空清は、蚊が好む360nmの紫外線を含むUVライトで蚊を誘い込み、粘着性のある蚊取りシートで捕獲する。蚊は自分が目立たない黒い色を好むため、本体カラーに黒を採用しているほか、蚊が暗がりや物陰に隠れたがる習性を利用して本体に複数の“窓”を設けた。従来の蚊取り線香や薬剤を使用するものに対して、火を使わないため安全で、ニオイや煙も発生しないのがメリット。使用した蚊取りシートは折りたたんで可燃ゴミとして捨てることができる。

蚊取空清の仕組み

 同社によると、コバエもUVライトに誘われるほか、生ゴミや排水溝ヘドロといったエサの色に似ている黒色を好むなど、蚊と似た習性を持っているという。日本環境衛生センターが実施したコバエ捕獲試験では、約22m2(約6畳)の試験空間にFU-GK50-Bとダミーの黒いボックスを設置し、空間中央部からコバエを放ち、22時間後(明室状態14時間、暗室状態8時間)の捕獲率を測定。キイロショウジョウバエで約88%、オオチョウバエで約87%、クサビノミバエで約59%を捕獲することに成功したという。

日本環境衛生センターが実施したコバエ捕獲試験の概要

 同社が実施した一般家庭10件を対象とする無料モニター試験のレポートでも、蚊のほかにコバエなどが捕獲できたという声が複数寄せられた。シャープでは今後、蚊とコバエを捕獲する空気清浄機として訴求する構えだ。

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