ITmedia NEWS >
まとめ
» 2017年08月01日 16時06分 公開

話題のアナログレコード! 気になる人のための手頃で満足度の高い機器購入ガイド(2/3 ページ)

[山本敦,ITmedia]

 やはりコンパクトなブックシェルフスピーカーが有力だ。例えばダリの「SPEKTOR1」(ペアで税込3万4560円)、モニターオーディオの「BRONZE1」(ペアで税込4万7520円)、ヤマハの「NS-BP401」(ペアで税込3万7800円)、フォステクスの「P804-S」(ペアで税込2万1384円)あたりが筆者としては魅力的に感じられる。

ダリの「SPEKTOR1」(ペアで税込3万4560円)

 アナログレコード再生の骨組みとなる3つのコンポーネントをバラバラにそろえるデメリットは、比較的導入コストがかかることと、当然ながら置き場所を取ることだ。だがその2点をクリアできれば、コンポーネントの組み合わせを工夫して自分好みの音が追求できるし、それぞれを接続するケーブルを含めてより音の良いシステムにグレードアップしていくオーディオならではの楽しみが得られる。外出するときは断然ポータブルだけど、家でのんびり音楽を聞くときは、これからアナログひと筋でと心を決めた方があれば、この機会に攻めのシステム導入を楽しく検討するのもいいだろう。

モニターオーディオの「BRONZE1」(ペアで税込4万7520円)

 なお、もう既にアンプやスピーカーは持っているという方は、そのぶん予算をアナログプレーヤーに振ってワンランク上のものを狙うのもありだ。もしもフォノイコライザー内蔵のプレーヤーであれば、外部入力を備えるアンプなどセンターユニットとスピーカーをセットにしたシステムコンポーネントにつないでアナログレコードを聞くこともできるということを覚えておこう。

アンプ内蔵のアクティブスピーカーを活用する

 自宅でPCを使った作曲、あるいは楽器の演奏を楽しむために“パワードスピーカー”、“アクティブスピーカー”と呼ばれるようなアンプを内蔵するスピーカーを活用されている方もいると思う。あるいはPCで音楽を聴いたり、映画などを楽しむためのスピーカーでもいい。下の図はオーディオテクニカ「AT-PL300」の商品紹介ページからお借りしたものだが、フォノイコライザー機能を内蔵するアナログレコードプレーヤーであれば、本体からアンプを内蔵するスピーカーに直接つないで楽しめる製品も多い。

フォノイコライザー機能を内蔵するアナログレコードプレーヤーであれば、本体からアクティブスピーカーに直接接続できる

 アンプ内蔵スピーカーの選択肢は実に幅広く、値段がお手頃なものも多く見つかる。一例を挙げるならフォステクスが8月に発売する新製品「PM0.3H」はオープン価格だが、1万3000円前後で販売される見込み。ハイレゾ再生にも対応するので、アナログに限らずオールラウンドな楽しみ方ができる。タスカムの「VL-S3BT」はBluetooth接続にも対応しているので、スマホによる音楽リスニングとハイブリッドな使い方ができる。直販サイトでの販売価格はペアで1万7999円(税込)。

タスカムの「VL-S3BT」はBluetooth接続にも対応したアンプ内蔵スピーカー。ペアで1万7999円(税込)

Bluetoothヘッドフォンやワイヤレススピーカーで聞く

 最近ひときわユニークなアナログレコードプレーヤーが発売された。オーディオテクニカの「AT-PL300BT」だ。ヘッドフォンやイヤフォン、スピーカーなどBluetooth対応のワイヤレスオーディオ機器に接続してアナログレコードが楽しめるのだ。

オーディオテクニカの「AT-PL300BT」はBluetooth対応のレコードプレーヤー

 レコード再生環境の導入にとって、最初の壁は新規にプレーヤーなど製品をそろえる予算ともう1つ、“置き場所”を確保することだ。ファイルの容量はさておき、物理的な場所の制約が少ないハイレゾ再生に対し、アナログレコードの場合はディスクそのものが場所を取るうえ、それを再生するプレーヤーは少なくともレコード盤以上の設置面積を必要とする。先に紹介したアンプやスピーカーも、アナログレコード再生に入門するにあたって、最初はできれば省略するかたちで最小スペースで始めたいという方の気持ちもよく分かる。

 AT-PL300BTであれば、普段ポータブルオーディオで活用しているヘッドフォンやイヤフォンにつなぎ、アナログレコードを回して音を鳴らすことの楽しさが味わえる。もしPCやスマホと一緒に音楽を聞くために購入したBluetoothスピーカーも活用できれば、よりアナログ再生らしい雰囲気も高まるだろう。より本格的なBluetooth対応のワイヤレススピーカーを選ぶなら、先に紹介したタスカムの「VL-S3BT」や、ちょっと値もはるがダリの「ZENSOR 1AX」(ペアで9万円、税別)を組み合わせてみても面白い。AT-PL300BTの方は有線ケーブルでアンプやアンプ内蔵スピーカーにもつなげるし、フォノイコライザーが内蔵されているので幅広い使い方ができる。

ダリの「ZENSOR 1AX」(ペアで9万円、税別)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.