JVCは11月2日、独自のアップサンプリング&ビット拡張技術「K2 TECHNOLOGY」を搭載したBluetoothイヤフォン「HA-FX99XBT」など3機種を発表した。
音楽信号の圧縮を伴うBluetoothは音質面では不利とされ、情報の欠落を抑えるapt-XやLDACといった新しいコーデックが注目を集めているが、JVCはワイヤレス伝送した後の信号処理に着目した。同社のK2 TECHNOLOGYは、圧縮処理などにより失われた情報を波形補正処理によって補いつつ、ビット拡張と周波数帯域の拡張により情報量を増やすというもの。音声信号の波形の変化を時間軸で監視し、“アナログ時の波形はどうだったのか”を予測、復元するという。
また、処理の過程で20KHz以上の高周波成分も得られるため、出力される音楽信号は192kHz/24bitの「ハイレゾ相当」(同社)。同社では、「ワイヤレスでありながらワイヤードに迫る高音質を実現した」としている。
ラインアップは、「XX」シリーズのネックバンド型イヤフォン「HA-FX99XBT」のほか、新しい“N_W”(エヌダブ)レーベルのワイヤレスイヤフォン「HA-FD70BT」、同じく“N_Wブランドのワイヤレスヘッドフォン「HA-SD70BT」の3機種。いずれもハイレゾ再生に対応したドライバーを搭載した。価格はすべてオープンプライスで、11月下旬から順次発売する予定だ。
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