Nianticのお知らせには、そっと近づいて捕獲すれば、「エキスパートボーナス」として、より多くのXPと「ほしのすな」を入手できるという旨の説明があったが、ポケモンに近づいて(吹き出しが赤い状態で)捕獲したときも、エキスパートボーナスは出なかった。
一体どうすればボーナスをもらえるのだろうと思っていた矢先、ポケモンに近づいても吹き出しが赤くならず、画面に「エキスパート」の文字が! 残念ながらすぐに消えてしまったのでスクリーンショットを撮れなかったが、捕獲後、エキスパートボーナスとして100XPもらえたことを確認できた(ほしのすなは変わらず)。
つまりエキスパートボーナスとは、ポケモンに気付かれずに近づいて捕獲したときに与えられるもののようだ。しかし、ポケモンが現れてから少しでも動くと、とたんに吹き出しが赤くなって気付かれることが多い。何かコツがあるのかもしれないが、今のところ、エキスパートボーナスをもらう(ポケモンに気付かれずに近づいて捕獲する)のは至難の業だと感じた。
もう1つ、Nainticのお知らせで気になったのが「ポケモンに近づいたり、回り込んだりすることができる」とあること。近づくのは簡単だが、回り込むのはなかなかうまくいかないのだ。
ポケモンにダッシュで近づけば、逃げるまでの一瞬だけ回り込むことはできたが、後ろ姿を拝みながら捕獲することはできなかった。
ポケモンと距離を保ちながら、ぐるっと横から回り込もうとすると、なぜか吹き出しのゲージが赤くなって逃げられてしまう。距離は近づいていないはずなのに、トレーナーの動きをポケモンが敏感に察知するということなのか?
エキスパートボーナスをもらえる状態で、気付かれずに近づけば、がっつり回り込めるのかもしれない。このあたりは、もう少しプレイして確かめてみたい。
AR+の楽しいところは、ポケモンと距離の駆け引きを楽しめること。ポケモンに近づいて距離が詰まれば、ボールを近くに投げただけで捕獲できる。(今のところかなり難しいが)気付かれずに近づこうとするのもスリルがある。
単純に、近づくと普段よりポケモンが大きく表示されるのが楽しい、というのもある。近づきすぎて、画面下のモンスターボールにポケモンがキスをしているように見える、なんて絵もできてしまう。逃げられても構わなければ、“巨大化”したポケモンを楽しむのも一興だ。
一方で大変だと思うのは、草むらを探すアクションが増える分、ポケモンの捕獲に時間がかかること。草むらを探すのも1つの楽しみではあるし、子どもと一緒に遊ぶと盛り上がりそうだが、何度もやると結構疲れてくる。シンプルにアメ、ほしのすな、XPなどを稼ぎたいときにはあまりオススメできない。
ポケモンに気付かれつつ近づいて捕まえても、ボーナスがもらえないのは不満。近づくほど逃げられるリスクが高まるわけで、そんな状態で捕まえたときの見返りは欲しいところ。
不満ではないが「危ないなぁ」と思ったのも事実。AR+でポケモンに近づくためには移動する必要があるわけだが、そもそも“歩きスマホ”は危険だし、障害物のある場所や、道路、駅のホームなどでのプレイはなおさらだ。Nianticが「『AR+』利用時は、周囲に危険な障害物などがないか十分注意して、開けた安全な場所で遊んでいただくようお願いいたします」と注意喚起している通り、人がそれほどいない広い公園で使うなど、AR+を利用する場所や状況には十分配慮したい。
これは従来のARモードでもいえることだが、AR/AR+モードではスマホを正面にかざす必要があるので、端からは、あたかもスマホのカメラで撮影しているように見える。歩行者が多いところでAR+を使うと、「勝手に自分を撮られている」というあらぬ誤解を生んでトラブルのもとになりかねないので注意したい。
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