最も利用している検索サービスは「Yahoo!JAPAN」が59.8%でトップ、次いで「Google」の32.4%――。検索サービスのシェアはYahoo! とGoogleを合わせると9割を超え、特にYahoo! の占有率の高さが目立った。ただ2006年の調査と比べ、Googleの利用者は16ポイント増えた一方、Yahoo!は12ポイント増と伸び悩んでいる。
調査会社のWebマーケティングガイドとボーダーズは「検索サービスの利用実態」に関して、共同調査を実施した。インターネットによる調査で、16歳以上の男女500人が回答。調査期間は10月17日から10月20日まで。
普段からYahoo! とGoogleを利用している人の半数以上は、1日に3〜4回以上検索することが分かった。ただ1日に1回以上利用している人は、Yahoo! の82.4%に対し、Googleは75.2%とやや少なかった。
またYahoo! とGoogleの利用者に検索サービスを使い分けているか、と聞いたところGoogleユーザーの42.0%が「使い分けている」と回答。一方、Yahoo! のユーザーは「使い分けている」が30.4%とやや少ない。この結果についてWebマーケティングガイドは「GoogleユーザがYahoo! のコンテンツの豊富さに魅了され、利用しているケースが考えられる」としている。
よく検索をするジャンルは「趣味・エンターテイメント」が最も多く65.2%、次いで「ショッピング」の56.0%、「グルメ・レシピ」の39.0%、「旅行」の37.0%、「ネット」の35.2%という結果となった。
Yahoo! のユーザはGoogleユーザと比較して、「旅行」「ビューティー」「住まい・暮らし」などを検索する割合が高い。逆にGoogleユーザは、「ITデジタル」「経済」「サイエンス」などを検索する人が多かった。
Yahoo! のイメージをGoogleと比較すると、「親しみを感じる」「よく知られている」「使いやすい」などの意見が目立った。一方、Googleは「検索精度が高い」「先進的」「特徴がある」などのイメージを持つ人が多いようだ。
検索結果の閲覧ページ数は「2ページ目まで」が34.8%で最も多く、「3ページ目まで」が33.8%、「1ページ目まで」が9.4%。約8割のユーザーが4ページ目以降を見ていないことについて、「リスティングの広告掲載やSEO(検索エンジン最適化)の掲載順位を考慮する際に参考になるのでは」(同社)という。
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