つらい花粉症で“なげやり”な行動も

» 2008年02月13日 13時58分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 目のかゆみや充血、止まらないくしゃみ……この症状に毎年、悩まされる人は多いだろう。環境省によると、2008年のスギ・ヒノキ科花粉の飛散量は平年並の地域が多いという。ということは花粉症の人にとって、今年の春もつらい季節になりそうだ。

 花粉症対策として、いろいろなグッズが販売されているが、花粉症が治るならいくら出すだろうか? 払ってもよい金額は平均で33万2252円、10万円〜50万円と回答した人は35.2%に達した。また「100万円以上出す」と回答した人が8.3%もいるなど、花粉症が深刻な問題であることがうかがえた。

 グラクソ・スミスクラインのコンタック総合研究所は「ビジネスパーソンの花粉症に関する意識調査」を実施した。インターネットを使った調査で、花粉症の症状がある20〜39歳のビジネスパーソン男女412人が回答した。調査期間は1月22〜23日まで。

花粉症の症状が一生なくなるのなら、いくらまで払ってもいいと思うか?

花粉症の時期は引きこもりがち

 花粉症によって仕事の妨げとなる症状は「鼻水」(82.0%)が最も多く、次いで「目のかゆみ」(64.8%)「くしゃみ」(59.7%)「鼻づまり」(30.6%)。また花粉症のときに職場に持って行きたいものは、「ティッシュ」(38.1%)「内服薬の鼻炎薬」(34.5%)が多かった。

 「鼻をとって洗いたくなる」(62.4%)ほどつらい花粉症。症状が出たときには「花粉のない場所に行きたくなる」(46.8%)「スギを切り倒したくなる」(35.2%)など、“自暴自棄”になるようだ。

 また花粉症の時期になると「ひたすら寝る」(29.1%)「家にこもってストレスを解消する」(27.4%)など、花粉症の症状をもつビジネスパーソンの約3割は、引きこもりがちになるようだ。

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