賃貸 VS. 購入はどちらが便利?――暮らしの便利度で比べてみる1-3.住まいの選択、完全理解!(3/3 ページ)

» 2008年11月07日 07時00分 公開
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家族構成に見合った住宅を探そう! 将来のプランに合わせて検討を

 ライフプランや家族構成、好みの変化などに合わせて容易に住み替えできる賃貸は、転勤が多い人やライフプランが定まっていない人などにおすすめです。また、子どもの成長に合わせて、より広い家や一戸建てに住み替えする人も多いようです。

 最近では、賃貸でも超高層マンション「タワーマンション」が続々と登場しており、その流れは大都市だけでなく地方都市にも波及しつつあります。駅前に多く建てられていることから、通勤・通学の便は抜群。また、眺望の良さは大きな魅力で、周囲の住宅に威圧されない開放感が得られ、北向きでも明るい部屋が多いことから人気を集めています。一戸建てに比べると、一般的には広さという部分で劣ってしまうのが賃貸ですが、家族の少ない共働き夫婦や単身者にとっては、多少狭くても生活がしやすい都心部のマンションを「借りる」という選択も賢い方法ではないでしょうか。

 一方、賃貸と比べて大きな買い物であるがゆえ、じっくりと吟味が必要な購入物件の場合では、利便性にプラスして自然を感じられる住環境を求める声が多いようです。近年の都心部の購入物件では、一戸建てはもちろんのことマンションでも自然環境を生かした住宅作りが活発になっています。また、ファミリー向け物件ならではの施設の充実も見逃せないところです。マンションなどの賃貸物件に比べて一般的には購入物件の方が広いことが多いため、家族でのびのびと暮らすには購入物件が向いているでしょう。

新たな借用形態にも注目しよう――「定期借地権付住宅」とは?

 最近では、単なる「購入」「賃貸」ではくくれない「定期借地権付住宅」という選択もあります。定期借地権には3種類あり、中でも多いのが「一般定期借地権」。これは50年以上の契約で土地を借り、契約期間が過ぎれば建物を取り壊して更地の状態で地主に返却するというものです。「借地」という契約形態上、毎月地代がかかり、住居解体費用も借主負担となりますが、土地の所有権を持たないために価格が安く、同予算でもより利便性の高いエリアやグレードの高い物件を選ぶことができます。また、借地期間が長いので、「50年程度住宅が確保できれば問題ない」という定年後の世代の需要も多いようです。土地の所有権にこだわりのある方は、契約途中に土地を購入できる「地上権付住宅」を探してみるのもひとつの手でしょう。

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