FXの売買はタイミングが大切――ストキャスティクスとは?FX好きを探せ(2/2 ページ)

» 2009年04月01日 14時34分 公開
[マネーライフNavi]
マネーライフナビ
前のページへ 1|2       

実際にどんな取引をしていますか?

 スタート時の資金は70万円です。最初はスワップ金利狙いで「NZドル/円」を買いました。そのころのスワップ金利(異なる2種類の通貨を売買することによって生じる金利差)は、1万NZドルで1日当たり170円ほどだったので、それだけで1カ月5000円ほどでした。小遣い稼ぎにはもってこいで、よく外食に出かけましたね(笑)。

 そんな経緯もあってスワップ狙いの投資が中心でしたが、2008年のサブプライムローン問題をきっかけに相場が急落、NZドル/円も始めたころより40%くらい下がってしまいました。さらいNNZ当局が政策金利を引き下げたため、スワップ金利もほとんどなくなり“うまみ”がなくなってしまいました。

 そこで作戦を変更して、短期間で為替差益を狙うことにしたのです。含み損を抱えた「NZドル/円」については、残念ながら“塩漬け”状態ですが、レバレッジは1倍ほどですから外貨預金と同じ感覚で、あまり気にしていません。その後、別資金で「米ドル/円」を1万米ドルで短期取引することにしました。他の通貨ペアに比べて米ドルはスプレッド(売値と買値の価格差)が小さく、少しの値動きでも利益を出しやすいからです。それにレートの変動幅が他の通貨に比べて小さいので、ハラハラせずに売買できることが米ドルの魅力です。

 短期での取引ではテクニカル指標は重要……というか必須ですね。スワップ派だった私はよく分からなかったので、ひと通り勉強してみました。チャートの勉強は意外にも面白く、今メインで使っている指標はストキャスティクスです。

 ストキャスティクスとは一般的にタイミングをつかむための指標で、買われすぎか売られすぎかを判断して、売られすぎなら「買い」、買われすぎなら「売り」という取引するために使用します。

 ストキャスティクスにはKとDというラインがあって、Dラインが70%以上でKラインと交わったら「売りのシグナル」、Dラインが30%以下でKラインと交わったら「買いのシグナル」となります。

 85%以上で交わったり、15%以下で交わったりする場合はかなり強いシグナルであると言われています。こうやってチャートを使いながら売買していますが、毎日やっているわけではなく、2週間に1回ほどです。ですからチャートの期間の設定もそれくらいにして見ています。

 FXの面白いところは売りも買いも気軽にできることです。ですから相場が下がっても利益を狙えるのでチャンスがたくさんあります。チャートを追いながら売りも買いも実践していくことが私のスタイルになるかと思います。今のところうまくいっていますが、他のチャートも使えるよう勉強して、取引の精度を上げて、幅を広げていきたいと考えています。

関連キーワード

投資 | 主婦 | 小遣い | 手数料 | 外貨預金 | 為替 | FX


前のページへ 1|2       

(C) MoneyLifeNavi. All Rights Reserved.