先週最も読まれた記事は「新しい合コンの形、“リョウコン”って何?」。2位は「どんな味がするの? ウーパールーパー丼を食べてみた」、3位は「肌美人が多そうな県、汚そうな人が多そうな県はどこ?」だった。
先週話題を集めたのが米国のオバマ大統領の訪日。滞在時間はわずかだったのだが、14日にサントリーホールで行った演説は大きな注目を集めた。演説内容は15日にホワイトハウス公式Webサイトで全文が公開され、誠でもTwitterで速報を流したのだが、驚いたのは英語版が公開された数時間後、中国語訳、インドネシア語訳、日本語訳、韓国語訳も公開されていたこと。
日本語訳をよく読むと、文法が怪しかったり、「アメリカを打建てるのを助けた」「そしてmこれらの全ての変化を通じ」「人権尊重により阻害されるだころか強化されてきた」など校正ミスが目に付いたりするのだが、これだけ短期間のうちに4カ国訳を公開するには相当の努力があったのだろうと想像する。
環太平洋のアジア政策が演説の主題だったので、フィリピン語訳やベトナム語訳などもあってもいいのではないかとも思ったが、恐らく「どの国により伝えたいか」ということで、「今回の外遊先+(オバマ大統領が少年時代を過ごした)インドネシア」の言語が選ばれたのだろう。過去の演説を見てみると、カイロ大学でのイスラム社会に向けた演説はアラビア語やヒンディー語など15カ国語に翻訳されている。
ちなみに日本はどう発信しているのか。日本が国際的に発信したメッセージといえば、国連で鳩山由紀夫首相が温室効果ガスの25%削減を宣言した演説だろう。外務省Webサイトでは日本語版と英語版が公開されている。
ただ、その方針自体には賛否があるだろうが、世界中にメッセージを大々的に発信しようと思うならば、英語だけでは足りないような気がする。フランス語訳やスペイン語訳、中国語訳なども提供するようなサービス精神があってもいいのではないのかな、とホワイトハウスの試みを見ていて感じたりもした。
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