4月は異動の季節。3月に入り、新部署への異動の辞令を受けたというビジネスパーソンも多いだろう。
リクルートエージェントの調査によると、20代〜30代の正社員に「2010年度に実施される異動について、希望していない異動であってもやむをえないとお思いますか?」と尋ねたところ、「そう思う(ややそう思う含む)」は56%、「どちらでもない」は23%、「そう思わない(あまりそう思わない含む)」は22%だった。
「そう思う」と答えた人にその理由を聞くと、「会社の方針だから」「サラリーマンだから」という理由が多かったが、「不況と言われる現在、雇用の維持だけでもと考えてしまう」、「景気悪化で退職者より新規雇用者が少なく、人員不足の部署にまわされても仕方ないと思うから」と約1割は不況を理由に挙げていた。
過去に異動を経験したことがある人に「異動辞令があなたのキャリアにとってプラスになったと思いますか?」と聞くと、「そう思う(ややそう思う含む)」は69%、「どちらでもない」は17%、「そう思わない(あまりそう思わない含む)」は14%だった。
「そう思う」と答えた人の理由では「まったく経験のない部署へ異動になったが、知っておいたほうがよい業務だった」「以前の部署で経験したことに加え、新しいことにチャレンジできたから」などが挙がり、「そう思わない」と答えた人の理由では「異動先の仕事は、それまでのキャリアが生かせたとは思えないから」「勤務地や環境は変わったものの、職務自体はほぼ同じのため」などが挙がった。
インターネットによる調査で、対象は管理職・一般事務職を除く20代〜30代の正社員ホワイトカラーで、従業員規模300人以上の企業に勤める1002人。調査期間は2月12日から15日。
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