アウディジャパンは、2ドアスポーツクーペ「Audi RS 5」を発売した。開発はAudiのスポーツモデルを手掛けるquattro GmbH(クワトロ ゲーエムベーハー)。価格は1204万円。
4.2リットルV型8気筒FSIエンジンは、最高出力331キロワット(450馬力)/8250rpm、最大トルク430ニュートンメートル/4000〜6000rpmを生み出し、最高速度時速250キロ(電子制御リミッター作動時)、時速100キロまで4.6秒で加速する。ねじれ剛性を高めた高強度クランクシャフトや強化合金ピストン、特殊製法で強度を高めたコンロッドなど、高回転型エンジンとして主要部品を専用設計した。また、オルタネーターで発電した電力をバッテリーに蓄積するエネルギー回生システムも搭載する。
駆動方式は新型クアトロ(フルタイム4WD)。クラウンギア式センターディファレンシャルを採用し、従来比で2キロの軽量化を果たした。路面状況に応じて前後輪のトルク配分を最大で前輪70%、後輪85%にできる。トランスミッションは7速Sトロニックで、ハンドルは右/左を用意する。
ベース車両はAudi A5だが、フロントのシングルフレームグリルやエアインテークグリルはRS専用のダイヤモンドルックデザインになる。ホイールアーチを大きく張り出したブリスターフェンダーは初代Audi quattroをイメージする。また、停車時や通常走行中はリアゲートに収納され、高速走行時に自動的に立ち上がるリトラクタブルリアスポイターを装備する。サイズは4649×1860×1366ミリ(全長×全幅×全高)。
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