なぜ鉄道映画が注目されているのか――『旅の贈りもの』制作者インタビュー(前編)杉山淳一の時事日想(9/9 ページ)

» 2012年10月19日 08時00分 公開
[杉山淳一,Business Media 誠]
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 10月27日公開の『旅の贈りもの 明日へ』は、489系電車の他に、福井県の各鉄道が登場する。ただ電車を移すだけではなく、そこに乗せたドラマも緻密だ。定年を迎え大阪から福井へ旅立つ男(前川清)、結婚前の悩みを抱えて名古屋から福井へ向かう女(山田優)、東京から福井へ夢を失ったバイオリニスト(須磨和声)が向かう。同じ時、同じ福井県で、3人の旅が同時に進行する。やがて帰路につくそれぞれの心に、どんな「明日への贈りもの」が生まれるのか。鉄道の魅力を描きつつ、旅情が心に染み込む物語となっている。

つづく

竹山昌利氏のプロフィール

1973年、三船プロダクションに入社。1978年よりフリーの製作担当になり、テレビドラマ「太陽にほえろ」「大都会」「Gメン」「赤いシリーズ」ほか、東映東京撮影所の劇場用映画を担当。

1994年からプロデューサーとして活躍中。主な作品は『星守る犬』『僕の初恋をキミに捧ぐ』『旅の贈りもの 0:00発』『恋空』『T.R.Y.』など。


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