では最後に、グローバル化への意識はどう変化しているのでしょうか。「外国人と働くことに抵抗はない」は6割弱で1996年から横ばい。それほど外国人との職場への抵抗はなさそうですが、一方で「海外で働くことに抵抗はない」はまだ2割強と低い数字で推移しています。職場で身の回りに外国人がいることはそれほど抵抗はないけれど、自分が海外で働くことはまだちょっと抵抗がある、というのが現在の認識でしょうか。
外国に出るよりも、まずは国内の職場でインターナルなグローバル化から進めていくのが、今の日本人の意識には合致しているのかもしれません。外国人と働くことが普通になってからなら、海外に出ることの抵抗感も低まるのでしょうが、あんまり時間的余裕もなさそうです。全ての年代で一気にこれらの抵抗感を低めていくことが、これからの日本の職場の課題なのかもしれません。
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