TOEICスコアを効率よく上げる3つのポイントとは半年でTOEIC800点をとる方法(2/4 ページ)

» 2013年05月17日 08時00分 公開
[杉村健一,Business Media 誠]

さっぱり分からない勉強はしんどすぎる

book 『ただのサラリーマンが時間をかけずに半年でTOEICテストで325点から885点になれたラクラク勉強法』(アスコム)

 また、勉強に適する素材は、7割位は分かる難しすぎないものが丁度いいと思います。全く分からないものをやるのは辛すぎますし、高レベルなものほど出てくる頻度が低いからです。

 僕も勉強の初期に、当時はお経にしか聴こえなかったTOEICのリスニング音声を何度も聴き込んでいた時期がありました。この勉強法はいろんな所で「聴いているうちに耳が英語に慣れてくる」なんて書かれていたりしますが、これで聴けるようになる人はかなり英語のセンスがあるか、頭のいい人だけでしょう。

 今思うと、僕にとってひたすら聴くだけの勉強は辛く、効果がいっこうに出なくて最悪でした。さっぱり分からない勉強はしんどすぎます。結局スロー音声素材を聴き込むことから始めて、遠回りしてTOEICのリスニング音声を聴くようになりましたが、結局はこの方法が一番効率的だったのではと思います。

 最後の「TOEICの勉強をする」ですが、TOEICは毎回同じ時間、同じ問題数、同じ問題形式で行われ、はっきりとした出題傾向がある試験です。このため、英語力はもちろん要りますが、英語力だけでなく、試験の対策や技術がスコアにはね返ってくるものでもあります。

 総合的な英語力を高めるのに比べ、TOEICのスコアアップだけに絞れば、より短期間で効率よく達成できます。出題傾向を意識して、問題に出そうな所を狙い撃ちする勉強をしましょう。

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