ウオーターサーバーとセットで供給される宅配水市場は、大幅な拡大傾向にある。かつては法人需要が中心であったものの、今日では個人需要が大半を占めるようになっている。
2011年度は前年度比132.5%の835億円、2012年度は同110.1%の919億円と予想する。背景には震災以降の飲料水に対する安心、安全意識の高まりがあり、参入各社による認知度向上施策の影響も大きい。2013年以降も拡大基調は継続の見込みだ。
一方で、宅配水市場の成長性を見込んだ新規参入も増加しており、将来的には価格競争に陥る可能性も指摘する。また、利便性のひとつである「重たい水を店舗から運ばなくてもよい」という点は、増加傾向にあるペットボトルの通販で代替される可能性もある。
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