日本でも東京都内など都市部を中心に、カーシェアリングサービスを見かけることが増えてきた。都内の大規模マンションなどでは、敷地内や周辺の駐車場にカーシェアリングのステーション(無人貸出所)が併設されるケースが増加。もともとは欧州の小都市や北米サンフランシスコなどで普及し、注目されてきたカーシェアリングだが、日本でも徐々に定着してきているようだ。
そのような中で、カーシェアリングサービス最大手のタイムズ24とBMWが、BMWおよびMINIの最新モデル 12車種のカーシェアリングが無料で利用できる「Times Car PLUS × BMW × MINI無料体感キャンペーン」を実施した。これは2013年7月10日から9月30日までの期間限定で、最新のBMWやMINIを最大3時間、カーシェアリングで体験できるというものだ。
クルマを取り巻く環境が変化する中で、カーシェアリングの位置付けはどう変わっていくのか。タイムズ24×BMWの無料キャンペーンを見ながら考えてみたい。
時間貸し駐車場最大手であるパーク24が手がける「タイムズカープラス」は、国内でも随一のカーシェアリングサービスである。2010年6月のサービス開始以降、着実に会員数を伸ばし、今年5月末時点での会員数は約21万人。都市部を中心に着実にユーザーを増やしている。
このタイムズカープラスとBMWグループとの連携も初めてではない。以前のコラムでも紹介したが、2010年7月からBMWおよびMINIの車両導入が段階的に始まり(参照記事)、現在ではタイムズカープラスの貸出車両のうち200台余りがBMWやMINIになっている。また2012年7月からは、国内でもまだ珍しいBMWの電気自動車「BMW ActiveE」のカーシェアリングを始めるなど(参照記事)、両社の関係は良好だ。
そのような中で、今回の「Times Car PLUS × BMW × MINI無料体感キャンペーン」が注目なのは、通常のカーシェアリング用車両ではなく、最新型の車種に無料で乗れることだろう。今回、用意されているのは11車種12タイプのBMWやMINIであり、その中にはBMWのハイブリッドカー「アクティブハイブリッド3」や、クリーンディーゼル車である「320d / 320dツーリング」「523d / 523dツーリング」、「X3 xDrive 20d」などもラインアップされている。
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