元@ITの編集者としてセキュリティ分野を担当。現在はフリーライターとして、ITやエンターテインメント情報を追いかけている。アイティメディアのONETOPIでは「ディズニー」や「博物館/美術館」などのキュレーターをこなしつつ、自分の生活を変える新しいデジタルガジェットを求め日々試行錯誤中。
2013年も残すところわずかになりました。そろそろ部屋の大そうじも考えないといけません。筆者はそうじが苦手で、部屋の中はいつも散らかっていますが、PCのデスクトップだけはいつも理路整然としています。こういう人、多いみたいですね(逆の人もいますが)。
デジタル世界ならば、部屋の大そうじよりももずっと簡単です。今回は筆者が定期的にチェックしている「IT大そうじ」をみなさまにもオススメしたいのです。
まずはTwitterです。Webブラウザでログインして、設定の「アプリ連携」を確認してましょう。
Twitterのアプリ連携欄には、意外と「あれ、こんなアプリ、いつ許可したっけ?」というものが残っていることが多いのです。例えば、キャンペーンサイトでTwitterと連携させていたり、スマートフォンで新しいTwitterクライアントを試したりした結果がここにリストアップされています。
身に覚えがないもの(忘れていたもの)、ログインしたけれどもう使っていないものはどんどん「許可を取り消す」を押してしまいましょう。必要なものを取り消したとしても、再度許可すればいいだけですのでためらうことはありません。
いまやTwitterは、ちょっとした発言1つで人生を狂わせかねないほどの力を持つようになってしまいました。万が一このアプリ連携が悪用され、身に覚えのない投稿をされたとしたら……。最近では、見ている動画のタイトルをダダ漏れさせる事件(参照記事)もありました。Twitterのアプリ連携は定期的に見直しましょう。
Facebookの場合は、右上の歯車ボタンから「アカウント設定」に進み、左側に並ぶメニューの「アプリ」欄で、利用しているアプリを確認できます。こちらもFacebookで遊んだゲームや、キャンペーンのアプリなどの一覧が表示されます。
Facebookのアプリは、ニュースフィードに流れてくるものを1クリックするだけで利用できるようになるものが多いので、Twitterのアプリ連携以上に覚えていないものがたくさんあるかもしれません。
Facebookアプリはあまり見直すことがないのではと思います。こちらも定期的に見直し、最低限利用しているもの以外は削除してしまいましょう。
One more thing...。
iPhoneやiPadのユーザーなら、ついでにiOSの設定も見直しましょう。設定から「プライバシー」を開き、TwitterやFacebookのアカウントにアクセスできるアプリのリストに見覚えのないものがないかを確認します。
特にスマホには、連絡先や予定など個人に密接した情報が数多くあります。プライバシー設定については上から順にひとつひとつチェックし、おかしな点がないかを確認しましょう。
本来、これらのチェックは、年末だけでなく定期的に行うのが重要です。この記事を書くに当たって筆者も自身の設定を見直しましたが、特にFacebookは知らぬ間に(いや、自分が設定したのですが)アプリが追加されていることが多く、こういった機会でもないとそのまま放置していたことでしょう。
アプリの連携の放置がすぐに悪意ある行動につながるわけではありません。重要なのは定期的にチェックを行うこと。この機会に確認してみてはいかがでしょうか。
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