モスフードサービス 15年3月期 営業利益27%減 原材料費高騰など響く

» 2015年05月11日 22時31分 公開
[ITmedia]
「朝モス」で朝食市場を開拓したが 「朝モス」で朝食市場を開拓したが

 ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を運営するモスフードサービスが5月11日に発表した2015年3月期通期の営業利益は前年同期比で27.9%減の15億5400万円だった。原材料費の高騰や円安による調達費用の上昇などが影響した。

 売上高は663億1000万円(前期比1.5%増)、経常利益は15億2300万円(同35.9%減)となった。2014年4月1日からモスバーガー全店で営業開始時間を午前7時にしたほか、朝専用メニューを用意するなどして朝食市場を開拓したが、売り上げ全体の大きな伸びにはつながらなかった。

 当期純利益は、固定資産除却損や投資有価証券評価損などを計上し6億7200万円(同61.4%減)と大きく落ち込んだ。

 2016年3月期通期の業績予想については、売上高は675億円、営業利益19億円、経常利益18億5000万円、当期純利益8億円を見込む。国内の新規出店は30店舗を計画し、海外でも店舗拡大を図る。

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