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» 2015年07月03日 06時00分 公開

ムチャクチャだけど筋が通っている“グローバルモンスター上司”とは外資系エグゼクティブの働き方(3/3 ページ)

[フラナガン裕美子,ITmedia]
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仕事のために全力投球し、さらに高いレベルを求める

 彼は、毎日誰よりも早くオフィスに来て、24時間×7日間、つまり毎日休みなくいつでも仕事ができる態勢でいます。必要であれば何時でもオフィスに残り、週末はどんなにリラックスしていてもすぐに仕事に戻ります。世界中に出張し、どんなに時差があろうが、どんなにその前日に友人と飲み明かして寝ていなかろうが、必ずバリッとしたスーツに身を包み、さわやかにデスクについています。

 時間を1分でも守らないスタッフには容赦なくお叱りが飛ぶだけでなく、自身も必ず会議やイベントの遅くとも5分前には準備万端の状態にあります。人の顔と名前、必要な情報は瞬時に記憶し、自分のスケジュールは何カ月先までも頭に入っています。恐ろしいほどの記憶力で、スタッフは常にテストされているような状態です。

 同時に、そのキラーボイスと研ぎ澄まされた会話力を武器に、どんな苦手な相手からも、あるいは上下関係や会社の内外、男女を問わず誰とでも人脈を広げて必要な情報は全て入手します。どんなに上の立場の人の前でも堂々と振る舞い、決してへつらったり萎縮したりすることはありません。

 ですが、それは傲慢(ごうまん)なわけではないのです。ただ、あふれる自信を身にまとって「当然のようにそこにいる」といった風情であり、仮に相手がそれにネガティブに反応した場合は、すぐさま気の利いたジョークを発してその場を和ませる「察するレーダー」も持ちあわせているのです。

(写真はイメージです)

 部下は一様に彼を怖がっていますが、女性のみならず男性スタッフまでもが彼に憧れています。ですから、たまに皆が仕事のあとに集うバーに彼が現れると、誰もが面白いように話をしたがります。仕事場においても彼にメンターになってほしいというリクエストがあとを断ちません。

 仕事のために誰よりも全力投球しているという自負があり、自分の部下にも同じレベルを求めます。逆に自分がもし分からないことがあれば、どんな若手のスタッフにも気軽に声をかけて質問することをいといません。誰も文句が言えないのはボスが部下たちの仕事もプレッシャーも理解した上で、さらに高いレベルを求めているのだと分かっているからです。

 それはそのボスだからできることなのでしょうか? 「そういう人は生まれ持った物が違うから……」とあきらめるべきなのでしょうか? 答えはNOです。なぜなら彼も人に見せないところで努力をし、そういう資質を身に付けたからです。

 とすれば、できるエグゼクティブのしている日々の習慣や心掛けを観察すれば、きっとそのノウハウが分かることでしょう。

今回のポイント

人は道理にかなう言動は受け入れる


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仕事 | 外資 | 上司 | グローバル化


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