社内でのコミュニケーション、メールそれとも紙?
社員間でのコミュニケーションは、どのような手段でとっているだろうか? 「メール」または「印刷物」と回答する人が多く、企業の規模が大きくなるほどコミュニケーション手段が増えるようだ。ピットクルー調べ。
「何か冷たい感じがする職場」「黙々と仕事をこなしていく同僚が多い」など、社内でのコミュニケーション不足を感じている人もいるだろう。社員間または部署間のコミュニケーションをどのような手段でとっているのだろうか。主な手段は「電子メール」(75.2%)と「書面や広報誌など印刷物の回覧」(65.1%)で、メールのメリットは「情報伝達の早さ」や「情報保存機能」、印刷物は「情報伝達が確実」といった意見が多いことが、ピットクルーの調べで分かった。
電子メールや印刷物に次いで「社内旅行」(34.7%)や「各種同好会、サークル」(17.2%)の回答が多く、その理由として「深くコミュニケーションができる」「不満などを解消できる」などの声が目立った。
インターネットによる調査で、企業の人事または広報担当者1090人が回答した。調査期間は5月7日から5月12日まで。
大企業ほど社内コミュニケーションは多様化
社内コミュニケーションの実態を企業規模別で見ると、企業規模が大きくなるほど、社内コミュニケーションが多様化しているようだ「大企業は分散した組織の情報を伝えるため、コミュニケーション手段の機能分化が進んでいる。同時に非業務目的のコミュニケーション手段を充実させることによって、社員間・部署間の円滑化を促進しているようだ」(ピットクルー)
一方で社員旅行については従業員100人以上の会社より、100人未満の会社の方が「社員旅行が存在する」と回答した比率が大きかった。この結果についてピットクルーは「企業規模と“旅行のしやすさ”が関係している」と分析した。
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