30代のビジネスパーソン、投資するなら「株」それとも「自分」?
アイドルや海の家などユニークなファンドが登場しているが、30代のビジネスパーソンはどんなファンドに興味があるのだろうか? 1位「映画」、2位「ゲーム・アニメ」など、身近で活躍が分かりやすいものに関心が高いようだ。アイシェア調べ。
「そろそろ将来のことを真剣に考えないといけないなあ」と思っている30代も多いはず。その30代に「今、投資するなら」と聞いたところ、「自分への投資」が最も多く52.8%であることが、アイシェアの調べで分かった。自己投資に次いで多かったのは「株式」で20.9%、以下「投資信託」(10.4%)、「為替」(9.9%)、「不動産」(3.1%)と続いた。
自分への投資とは具体的に何を示すのだろうか。最も多かったのは「趣味に使う」で33.4%、次いで「スキルアップ」(30.8%)、「預貯金・ヘソクリ(老後のためなど)」(27.8%)、「美容・健康」(7.7%)だった。この結果について「ネットトレードが浸透している中でも、現実的な自己投資を優先している30代が多いようだ」(アイシェア)と分析している。
インターネットによる調査で、30代のビジネスパーソン737人(男性52%、女性48%)が回答した。調査期間は8月12日から8月18日まで。
興味があるファンドは「映画」
個人投資家向けの映画ファンドやアイドルファンドなどユニークなファンドが登場しているが、30代のビジネスパーソンはどのようなファンドに興味があるのだろうか(または投資してみたい)。「映画(日本、ハリウッドなど)」のファンドが最も多く31.8%、以下「ゲーム・アニメ」(28.4%)、「スポーツ選手・スポーツ活動」(25.6%)、「アイドル・タレント」(16.0%)と続いた。「身近で活躍が分かりやすいものや、普段から接しているようなものには関心が高いようだ」(アイシェア)
そのファンドへ投資した際、どんな見返りが欲しいか、と聞いたところ「高い利回り」がほぼ過半数の48.3%、次いで「優先待遇」(19.4%)、「付加価値」(18.7%)、「限定プレゼント」(8.4%)だった。男女別で見ると、「高い利回り」は男性51.2%、女性45.2%、「優先待遇」では男性14.9%、女性24.3%とそれぞれ男女に差があった。
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