ビジネスパーソンの昼食、最近増えたものと減ったもの
「物価が上がっているのに、給料はなかなか上がらない」と嘆くビジネスパーソンも多いはず。なにかと節約を迫られる中で、ビジネスパーソンの昼食事情に変化が出てきた。インテージ調べ。
ビジネスパーソンの昼食といえば「外食」や「コンビニ」「社内食堂」などが思い浮かぶが、物価高などの影響で変化は出ているのだろうか。昼食として最近増えたものは? との質問に対し「家から持参の弁当」で36%、次いで「コンビニで購入したパン、おにぎり、カップめんなど」(22%)。逆に最近減ったのは「レストラン、定食屋での外食」(43%)と、昼食に家から弁当を持参している人が増えている一方で、外食に行く人が減少していることが、インテージの調べで分かった。
「いつも必ず弁当持参」「昼ごはんを食べない」を除く1918人のビジネスパーソンに、1食当たりの昼ごはんの予算を聞いたところ「レストラン、定食屋などで外食」が最も多い人の平均金額は893円、「サンドイッチ、牛丼、ハンバーガーなどコーヒーショップ・ファストフードのイートイン」が617円、「コンビニなどで購入したパン、おにぎり、カップめんなど」が507円となり、全国平均で609円となった。この金額には地域差があり、首都圏が673円、関西圏が585円、そのほかの地域が561円だった。
インターネットによる調査で、20〜59歳のビジネスパーソン2400人が回答した。調査期間は10月17日から10月21日まで。
夜の外食を切り詰めている人は約6割
「最近支出を切り詰めている」と答えた1798人に、切り詰めているものを聞いたところ「ファッション・アクセサリー」が57%でトップ、次いで「昼食費」(43%)、「夜の飲み会などの費用」(42%)と続いた。ちなみに「ガソリン代」は28%、「携帯電話などの通信費」は27%にとどまっている。ガソリン代に関しては地域差があり、首都圏では19%と「タクシー代」の22%を下回った。そのほかの地域では36%と、「昼食代」の39%に迫った。
夜の外食(飲み会含む)については、4割の人が「回数を減らしている」と回答。「1回の予算を減らしている」「早めに切り上げるようにしている」がそれぞれ1割ずつ、これらを合計すると62%に達した。この62%(1483人)の人に夜の外食を切り詰めている理由を聞いたところ、「自由に使えるお金が減ったから」が68%で断トツ。このほか「時間がもったいない」(24%)、「健康に良くないと思って」(23%)という結果となった。
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