恋愛よりも仕事やお金? 新成人にとって重要なこと
2009年に成人式を迎える新成人は、未来をどのように考えているのだろうか。マクロミルの調査によると、「自分の未来は明るい」という人は6割だったが、「日本の未来は暗い」と回答した人は8割にも達した。
2009年に成人式を迎える新成人は、自分の未来をどのように考えているのだろうか。「明るいと思う」と回答した人は64%、一方「暗いと思う」と答えたのは36%であることが、マクロミルの調査で分かった。明るいと思うという人に、その理由を聞いたところ「将来の目標が明確だから」「自分には可能性があるから」といった声が多かった。逆に、暗いという人は「不況だから」「就職活動が厳しそうだから」といったコメントが目立った。
自分の未来を“明るい”と考えている人は6割を超えたが、日本の未来についてはどのように感じているのだろうか。「明るいと思う」と答えた人は18%にとどまり、「暗いと思う」とした人は82%にも達した。暗いと思うという人に、その理由を尋ねると「政治不安」「不況」「内定取り消し」などに、不安を感じている人が多い。
また政治や経済などに対して、どの程度関心があるのだろうか。政治に「関心がある」と回答した人は68%、「選挙」については56%。また経済に「関心がある」と答えた人は80%と、政治や選挙に比べ、高い割合で関心を示した。
インターネットによる調査で、2009年の成人式に参加する新成人516人が回答した。、調査期間は2008年12月17日から12月18日まで。
今の自分にとって重要なことは「仕事・就職」
経済に関心があるという新成人が多いことが明らかになったが、日頃はどんなことに興味があるのだろうか。最も多かったのは「マンガ・アニメ」で62%、以下「インターネット」(60%)、「ファッション」(56%)、「音楽・アート」(55%)、「映画」(54%)、「文学・読書」(53%)と続いた。男女別で見ると、男性は「ゲーム」「経済」「政治」に関心が強いが、女性は「ファッション」「料理」「美容」が目立った。
今の自分にとって重要なことを聞いたところ「(将来の)仕事・就職」(69.8%)が最も多く、次いで「お金」(65.3%)、「将来のためのステップアップ」(62.4%)という結果に。ちなみに「友情」(55.4%)や「恋愛」(38.2%)は、仕事やお金に比べると重要度は低く見ている人が多いようだ。
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