G-SHOCKの世界観って何だ?――NYのクラブイベントに潜入:ニューヨークレポート(3/3 ページ)
カシオ計算機は今年、G-SHOCKの世界観を表現するクラブツアーを世界11カ国で展開中だ。今回は著名なアーティストやアスリートが多数参加したNYのイベントに潜入、G-SHOCKの最新モデルや日本未発売モデルを堪能してきた。
ニューヨークで高まるG-SHOCK人気
今回のイベントにゲスト参加した、高級時計店Tourneau(トゥルノー)の副社長Richard Gellman氏は「G-SHOCKは最先端テクノロジーを満載し、Tourneauで扱える高いクオリティを持ちながら、機械に詳しくない人でも気軽に使える点や、スポーツ用にも役立つことが魅力。特にアーティストとのコラボモデルは、パーティなどで“カンバセイションピース(話題のきっかけ)”にもなる」と語る。
Tourneauでは億単位の超高級時計を含めた幅広い商品を扱っているが、G-SHOCKはエントリー向けの位置づけとなり、店内の広いスペースに専用ブースを設けるなどカシオ製品の販売に力を注いでいる。
ダイバーズウォッチ・FROGMANの最新モデル「GWF-1000」。200メートル潜水用防水性を備え、シリーズ初の電波ソーラー化を果たした5代目FROGMANとなる。日本では9月20日発売で6万8000円
また、イベントの前に立ち寄った他のショップでも、ニューヨークでのG-SHOCK人気の高まりを感じることができた。例えばミッドタウンにある老舗デパートBloomingdale's(ブルーミングデールズ)では、しばらくの間G-SHOCKの扱いを休止していたが、今年5月に再開したところ10代後半のお客を中心に大好評を得ている。売り場の担当者によると「ウェブなどで事前に情報を収集し、指名買いする人も多く、G-SHOCKのダイバーズウォッチ「FROGMAN」などの人気商品はあっという間に売れてしまう」そうだ。
日本で販売されていないG-SHOCKも
ストリート系の若者が集まるファッションブティック「DQM(Dave's Quality Meat)」でも、ストリートファッションに似合うカラフルなモデルを始めとしてG-SHOCK人気が沸騰している。同ショップでは、フェイスの大きなDW-6900シリーズが特に売れ筋で、今年初めに発売した同店とのコラボモデル「DW-6900DQM-7JR」はすでに在庫がほとんどない状態だ。
これらのショップでは、日本では発売していないモデルやカラーバリエーションも見ることができた。ニューヨーク旅行のついでに訪れるのもいいだろう。「G-SHOCK PARTY WORLD TOUR 2009」は12月に東京・渋谷のクラブageHa(アゲハ)でも開催される予定。今後の日程など詳細はこちらを参照してほしい。
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