東京オリンピック、飲食店業やサービス業の英語力は?
東京は皆さまを「おもてなし」します――滝川クリステルさんのスピーチの一節だが、外国人観光客を迎え入れる飲食店やサービス業従事者の約8割が英語力に自信がないようだ。レアジョブ調べ。
「東京は皆さまをユニークにお迎えします。日本語ではそれを『おもてなし』という一語で表現できます」――これは滝川クリステルさんが2020年のオリンピック招致レースの最終プレゼンテーションで行ったスピーチの一節。東京オリンピックが始まれば海外から多くの旅行者が日本を訪れるだろう。ところで「おもてなし」する側のサービス業や飲食店業の従事者は、この事態をどう思っているのだろうか?
オンライン英会話「レアジョブ」が実施した調査によると、東京オリンピックの開催についておよそ7割が「うれしい」と思っているものの、来客増や売上増を期待しているのは51.6%だった。具体的には「外国人観光客の来店客数の増加」(37.4%)を最も期待しており、次いで「特別商品・サービスの提供」(21.7%)を考えているようだ。
それでは、海外からの来店者をもてなすための語学力はどうだろうか? 接客のための十分な英語力があるかどうかを尋ねたところ、「まったくないと思う」(48.6%)、「あまりないと思う」(28.5%)と答えた人で約8割を占める結果となった。
また、現在の英語学習の状況について問うと、「学習する予定はない」(59.9%)、「学習を始めたいと思っているが、何も手をつけていない」(30.2%)という回答が多かった。
インターネットを使った調査で、首都圏在住でサービス業および飲食店業に従事している25〜59歳の男女484人から回答を得た。調査期間は2013年9月9〜12日。
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