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出世した人、出世しそうな人に共通する“断崖絶壁法”とは:銀座で学んだこと(2/4 ページ)
夏のボーナスが支給され「何を買おうかなあ」と考えている人もいるのでは。年齢や環境によってお金の使い道は変化しますが、経営者や役員など、出世された方々は若かりしころにお金をどのように使っていたのでしょうか。
自己投資=自己満足で終わってはいけない
“背伸びをしてお金を使う”というのは、ある種の追い込み法です。一歩でも後ずさりして踏み外したら死んでしまうような断崖絶壁には誰しも立ちたくないでしょうが、イチかバチかの勝負事をするときに強いのは窮地に立たされた人間ではないでしょうか。たとえ追い風が吹いていなくても、火事場の馬鹿力が発揮され、気力で勝てる部分もあるかと思います。
夜の銀座の世界……クラブのホステスに「ボーナス」は支給されません。しかし、「常に自己投資をしなさい」という教えがあります。これは銀座に限った話ではありませんが、「自己投資」が「自己満足」で終わってしまってはいけません。
背伸びをしてでもいいモノを着ていいモノを持つ、容姿にももちろん磨きをかけて、いいモノを見て触れて五感を磨く。これは、より値打ちのある女性に仕上げていくという目的があるからです。どっちがいいという話ではありませんが、“自分で仕上げていく型”と“他者から仕上げてもらう型”があり、銀座で名前が知れ渡っている女性の多くは前者のような気がします。
働かざるを得ない状況を作り、自らを追い込み、がむしゃらに働くうちに、知らず知らずのうちに人が集まり、売り上げが伸びていっているのではないでしょうか。
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