写真で解説する「Xperia」(POBox Touch編)(2/2 ページ)
日本の幅広いケータイユーザーをターゲットにした「Xperia」は、これまで登場したスマートフォンと比較しても非常に優れた日本語入力システムを搭載している。POBox Touchの使いやすさは、特筆に価する。
QWERTYキーではなく、ケータイと同じテンキーで文字を入力したいユーザー向けに、テンキー型のキーボートも用意されている。キーの切り替えは、画面左下の[文字]キーを長押しし、専用メニューを呼び出して行う。iPhoneとは異なり、押す場所がキーボードの種類によって変わることがないのがいい。
QWERTYキーでの入力の方が、POBox Touchの良さがより強く感じられるとのことだが、テンキーでも優秀な予測変換を利用した文字入力が可能だ。フリック入力などには対応していないが、4インチディスプレイに表示される大きめのキーはなかなか押しやすい。カーソルキーも用意されていて、文字入力後に[→]キーを押すと同じ文字を入力できる「つづけて入力」もサポートしている。
かな入力モードで工具のアイコンをタップすると設定画面が呼び出せる。ここではソフトキーボードの動作を細かくカスタマイズできたり、入力ミス補正機能のオン/オフを切り替えたりできる。
本体を横向きにすれば、横長の画面により大きな面積のキーを表示して入力することも可能。この場合もQWERTYキーではダイナミック表示が可能で、母音が大きくなる。入力しないキーは薄くなるハイライト表示にも対応している。縦横の切り替えは、モーションセンサーによりスムーズに行われる。
POBox Touchのレスポンスは非常に軽快で、評価機では日本語が快適に入力できた。こと日本語の入力に関しては、Xperiaには大きな不満は感じられない。英語の予測変換にも対応しているので、英文も少ないキータッチで入力が可能だ。あくまでも本稿執筆時点での評価だが、XperiaのPOBox Touchは間違いなく国内のフルタッチパネルスマートフォンで最高クラスの入力環境だと言えるだろう。
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