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ドコモ、「Xperia」の最新ソフトを誤配信フリック入力が可能に?

ドコモのスマートフォン「Xperia」向けの最新ソフトウェアが誤配信されていたことが判明した。現在は配信停止中。アップデートできた端末で確認したところ、「POBox Touch 1.0」が大きく改善されていた。

 NTTドコモのスマートフォン「Xperia」で、一時的にソフトウェアアップデートが可能だったことが判明した。NTTドコモによると、「5月28日の夕方ごろから、近日中に公開予定だったソフトウェアを誤って配信してしまった。ソフトウェアは最終版でない可能性がある」とのことで、現在はソフトウェアの配信は停止している。誤配信されたソフトウェアをアップデートしたことで生じる影響や、問題が発生した場合の対処法も含め、ドコモは「近日中に正式な発表をする」としている。

「設定」→「端末情報」→「ソフトウェア更新」で「今すぐ更新」を選んだところ、最新ソフトウェアに更新できた。

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 ソフトウェア更新できた端末で確認した限り、今回のアップデートでは「POBox Touch 1.0」が大きく改善されている。まず、テンキーでフリック入力が可能になり、母音が「い」の言葉は左方向、「う」の言葉は上方向、「え」の言葉は右方向、「お」の言葉は下方向にフリックすると入力できる。母音が「あ」の言葉は、これまで通りキーを1回タップすればよい。フリック入力はテンキーの英数モードでも利用できる。

 このフリック入力はオフにもできるほか、フリックの感度を「大」「中」「小」の3段階から選べる設定も用意されている。さらに、「トグル入力」をオフにすると、キーを連打することで同じ文字の連続入力が可能になる。例えば、トグル入力がオンの場合、「あ」キーを5回タップすると「お」と入力されるが、オフの場合に「あ」キーを5回タップすると「あああああ」と入力される。

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テンキー使用時に、十字方向にフリックすると文字を入力できる(写真=左端、左中)。入力設定からフリックのオン/オフ、フリックの感度、トグル入力のオン/オフを決められる(写真=右中、右端)

 また、QWERTYキーボードのカスタマイズも可能になり、1段目の「Q」、2段目の「L」「-」、3段目の「X」「C」「V」「-」の表示を個別にオン/オフにできる。すべてオフにすると、残りのキーが大きく表示されるので、縦表示でもQWERTYキーが押しやすくなった。なお、アシストキーボードを「ノーマル」に設定している場合、キー表示の変更は反映されない。

「アシスト記号変更」から、QWERTYキーボードの下部からワンタッチで入力できる記号を変更できる
「表示キー選択」から、日本語入力で利用頻度の少ない「Q」「L」「X」「C」「V」と、2つの「-」キーを個別にオン/オフにできる(写真=左端、左中)。表示キー選択からすべてのキーをオフにすると、残ったキーが大きく表示されるので入力しやすい。これなら縦画面でもストレスなく入力できそうだ(写真=右中、右端)

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