日本通信の「talkingSIM」はテザリングも料金内で利用可能
日本通信がスマートフォン向けに販売を開始した、通話もできるSIM「talkingSIM」では、料金内でテザリングも利用可能だ。
日本通信が7月30日、販売を開始したスマートフォン向けのSIM「talkingSIM」で、テザリングも利用可能であることを改めて案内した。
テザリングとは、スマートフォンをモバイルルータ(Wi-Fiルータ)として利用する機能で、別途モバイルルータやデータ通信端末を用意したり、スマートフォンをUSB接続したりせずに、さまざまな機器を無線LANから3Gネットワーク経由でインターネットに接続できる機能。国内の大手通信事業者が提供しているスマートフォン向けの料金プランでは、こうした機能を利用すると上限が1万円を超えてしまったり、上限がなく青天井で料金が請求されたり、そもそもテザリングが禁止されていたりする中で、talkingSIMは料金内でテザリングも含めたスマートフォンが持つさまざまな機能を利用できるようにしている。
なおテザリング機能の利用には、talkingSIMのほかにその機能をサポートしたスマートフォンが必要だ。SIMロックフリーのiPhoneや、Android 2.2搭載のスマートフォンなどが対応している(ただし日本で使用するためには技術基準適合証明を受けている必要があるので注意したい)。
talkingSIMは、日本通信の専用Webサイトで、7月30日から販売を開始している。通信速度はベストエフォート300kbps超になるが、NTTドコモのネットワークを基本料金月額3960円(+ユニバーサルサービス料8.4円)で利用可能だ。パケット通信は無制限で、音声通話は1050円分(国内通話で最大25分間相当)の無料通話が基本料金に含まれ、それを超えると30秒あたり21円の従量課金になる。
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