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これまで培った技術を横展開していく――富士通のケータイ&スマートフォン戦略REGZA Phone T-01Cも披露(2/2 ページ)

「最高に興奮している」――富士通の大谷氏がそう話すほど、同社は2010年度の冬春商戦向けに、多彩なバリエーションのケータイとスマートフォンをそろえた。他社にはない富士通ならではの機能とは。11月10日の発表会で詳細が説明された。

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ANTEPRIMAとSHIBUYA109コラボのこだわり


ANTEPRIMA クリエイティブ・ディレクター 荻野いづみ氏

 F-02Cの1色「ANTEPRIMA GOLD」は、ファッションブランドのANTEPRIMAとコラボレートしており、端末のワンプッシュオープンボタンや決定キーなどに独自のパーツをあしらったほか、オリジナルのワイヤーバッグストラップや個装箱が付く。

 ANTEPRIMA クリエイティブ・ディレクターの荻野いづみ氏は、「ケータイは365日ずっと側にあるものなので、女性のバッグの中でさり気なく優しく光っていてほしい」という想いを込めてデザインを考案したという。背面先端にある取り外し可能な「フィーリングピース」には花柄を採用し、「シーンによって着替えられるので、パーティで華やいだ雰囲気を演出できるのでは」と話した。同梱するワイヤーバッグのストラップは「ノベルティとして差し上げていたものだが、無理を言ってお願いした」とこだわりを話した。

「F-02C」

東急モールズデベロップメント 執行役員 事業本部 109事業部 渋谷109総支配人 相馬邦夫氏

 ファッションブランド SHIBUYA109の中でも特に人気が高い「Pinky Girls」「CECIL McBEE」「COCOLULU」とコラボレートしたF-04Cには、女子中高生に楽しく使ってもらうためのデザインや機能を盛り込んだ。東急モールズデベロップメント 執行役員 事業本部 109事業部 渋谷109総支配人の相馬邦夫氏はF-04Cについて「(ディスプレイの)裏側に鏡があるなど、若い女性にさり気ないサービスのあるケータイ」と感想を話した。「109は120のブランドを抱えており、それぞれが切磋琢磨している。新しいターゲットとマーケットが広がって、このケータイが売れることを期待している」

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「F-04C」(写真=左)。ディスプレイの裏側に鏡が付いている(写真=右)
F-04Cはボディカラーごとにパッケージや付属品が異なる
F-04CとF-05Cには、タッチペンを使ってプリクラ感覚で写真を加工できる「らくがき盛りフォト」が用意されている

 会場には、富士通ケータイのCMキャラクターを務める瑛太さんも登場。F-01Cに触れてみて、タッチパネルの使い勝手が進化したことを実感したようだ。新機能の無限連写については「自分が(一般人から)撮られることが多いので、自分が動けばブレた写真になるが、無限連写だとしっかり撮られてしまう……(苦笑)」と撮られる側ならではの感想も持ったようだが、「少しづつ沈んでいく夕日を撮りたい」との活用法も話した。F-03Cは「閉じたままメールをチェックできるのが便利。タッチセンサーの反応も速い」と感心した様子だった。

F-01CのCM撮影では、女性からケータイを覗かれるシーンで、当初の台本よりも腕を激しくつかまれたようで、驚いたようだった
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