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第3回 ケータイからスマホへ、iPhoneとAndroid間でアドレス帳を移行する今すぐ使えるスマホレシピ(2/3 ページ)

スマホを使い始めたはいいが、もっと便利に使えることを知らないまま何となく使っている人は多い。そんなユーザーに向けて、使い方の基礎から一歩進んだ活用法を取り上げる本コーナー。第3回ではケータイからスマホ、スマホ間でのアドレス帳の移行方法を紹介する。

ケータイからiPhoneへの移行には専用アプリを使うと便利

 ケータイからiPhoneへの移行には、各キャリアがApp Storeで配信するアドレス帳移行アプリを使うといいだろう。

 ソフトバンクの場合、まずケータイショップに設置されている「メモリーサポート」を使って、ケータイのアドレス帳を専用サーバへコピーする。すると、ソフトバンクからiPhoneあてにSMSでパスワード確認用のURLが送られてくる。次に、App Storeから「電話帳簡単コピー」をダウンロードしよう。アプリを起動したら、SMSで送られてきたパスワードを入力し、「連絡先へ追加」をタップすれば、連絡先が登録される。


アプリを起動し、電話番号とソフトバンクから知らされたパスワードを入力したら、「連絡先へ追加」をタップ

 auの場合は、これまでauのケータイを使っていて、なおかつauアドレス帳にデータを保存していた人のみが専用アプリ「アドレス移行」を用いたデータ移行が可能だ。この方法なら比較的スムーズにアドレス帳を移せるだろう。

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アプリを起動してau IDでログインする。ただし、au IDを持っていてもアドレス帳を預けていなかった場合は利用できないので注意

 auアドレス帳にデータのバックアップを保存していない場合や、他キャリアからの乗り換えの場合は、その手順がやや面倒になる。まずは、ケータイからSDカードにデータをエクスポートする。次に、auのWebサイトで配布されている「アドレス帳変換ツール(iPhone 4S:Eメール利用)」というソフト(外部リンク)をPCにインストールしよう。次に、SDカードのデータをこのソフトを使ってiPhoneに対応した「.vcf」というファイル形式に変換する。それが済んだら、PCからiPhoneあてに先ほどのファイルを添付して送信しよう。iPhone側でメールを開封し、添付ファイルを開け、それらの連絡先を追加できる。

「アドレス帳変換ツール」を起動し、変換したいファイルを決めたら「変換開始」をクリックする(写真=左)。メールに添付された「PC→iPhone.vcf」というファイルを開く(写真=右)
先ほどのファイル内に書かれたアドレス帳データが表示されるので、「4件すべての連絡先を追加」をタップする(写真=左)。「新規連絡先を作成」をタップすると、iPhoneの連絡先に追加される(写真=右)

 これらの手順はauのWebサイト(外部リンク)でも解説されているので、念のため確認しておこう。

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