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ドコモ、Xi対応のフェムトセルを発表 12月から提供
ドコモは、下り最大112.5MbpsのLTE通信に対応したXiフェムトセルを発表した。電波環境の改善が必要な屋内エリアに、12月から提供を開始する。
NTTドコモは11月16日、LTEサービス「Xi」に対応したフェムトセルを発表した。12月から、電波の届きにくい住居・店舗・オフィスなどへの設置を開始する。
このXiフェムトセルは、サイズが185(高さ)×175(幅)×45(厚さ)ミリ、重さは約700グラム。仕様上は、下り最大112.5Mbps/上り最大37.5MbpsのXi(LTE)通信と、下り最大14Mbps(HSDPA)/上り最大384kbpsのFOMA(W-CDMA)通信に対応する。利用する周波数帯域は2GHz。カバーエリアの広さは、プラグ&プレイ機能により周辺環境に合わせて自動的に調整される。
ドコモのフェムトセルを利用するには、そのエリアにおける電波状況の調査が必要。改善を要望するエリアを申し出ると、原則48時間以内の訪問調査が行われ、改善手段の1つとしてフェムトセルの設置が行われる。なお設置場所には、汎用のブロードバンド回線が必要になる。
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項目 | Xiフェムトセル | FOMAフェムトセル |
---|---|---|
対応通信方式 | LTE W-CDMA |
W-CDMA |
通信速度(ハードウェア能力値) | LTE:下り最大112.5Mbps、上り最大最大37.5Mbps W-CDMA:下り最大14Mbps(HSDPA)、上り最大384kbps |
W-CDMA:下り最大14Mbps(HSDPA)、上り最大5.7Mbps(HSUPA) |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 175×185×45ミリ | 135×180×35ミリ |
重さ | 約700グラム | 約400グラム |
周波数帯域 | 2GHz | |
主な機能 | プラグ&プレイ機能(設置された環境に応じて自動的にエリアを調整) |
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