現地でチェック――「Xperia Z1」の“ここ”が知りたい:IFA 2013(2/2 ページ)
ソニーモバイルの「Xperia Z1」をドイツで試用する機会を得たので、ショートレビューをお届けしたい。ベンチマークのスコアも出してみた。
音楽機能は進化した?
ソニーの技術を結集させたXperia Z1では、カメラ機能が特に大きく進化した。では音楽機能はどうか。Music Unlimitedの楽曲をWALKMANアプリから再生できることはトピックの1つだが、基本的にはXperia Zを継承している。ClearAudio+やダイナミックノーマライザーはZと同じく採用しているが、Walkmanでおなじみの「S-Master MX」や「デジタルノイズキャンセリング機能」といった技術は搭載していない。ただ、“One Sony”でスマートフォンを開発していくソニーの戦略を考えれば、音楽機能の向上も十分期待できる。
ベンチマークのスコアは?
Xperia Z1が搭載するプロセッサーは、Qualcommの最新製品である「Snapdragon 800 MSM8974」。どれだけ性能が向上したのかが気になるので、ベンチマークテストアプリ「Quadrant Professional Edition」と「AnTuTu Benchmark」でスコアを計測してみた。SIMを挿入せず、Wi-Fiに接続した状態でそれぞれ5回計った。
結果はQuadrantが23202、22471、23253、23102、23702、AnTuTuが29893、29541、28353、27578、28521という高いスコアを残した。同じ条件で計測したXperia ZのスコアはQuadrantが7427、7921、7916、7865、7761、AuTuTuが17266、15961、16416、16338、15947で、特にQuadrantが脅威的なスコアの伸びを見せた。
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