goo Simsellerの格安スマホを使ってみた!:SIM通
「NTTコムストア by goo Simseller」限定セットは、ZTE製のスマートフォン「ZTE Blade Vec 4G」と「OCN モバイル ONE」がセットになったもの。今回はZTE Blade Vec 4Gの使い勝手を試してみました。
2014年8月21日に販売を開始した【格安スマホ「NTTコムストア by goo Simseller」限定セット】は、税込19,800円でLTE通信に対応しているという驚きの格安スマホです。
価格の安さはもちろん、その値段以上に価値のあるスペックは、Webを中心に発表直後から話題。今回は、この格安スマホを入手したので、その使い勝手を紹介します。
最初にこの格安スマホ「ZTE Blade Vec 4G」のスペックを確認します!
OS | Android 4.4 |
---|---|
サイズ | 142.3 × 70.4 ×7.8(mm) |
重量 | 132g |
バッテリー容量 | 2,300mAh |
メインディスプレイ | ■サイズ:約5.0インチ ■解像度:1,280×720px |
メモリ | ■ROM 16GB ■RAM 1GB ※microSDスロットなし |
カメラ | ■背面:8.0Mpix AF ■前面:1.0Mpix FF |
CPU | クアッドコアCPU 1.2GHz |
帯域 | ■W-CDMA 2100/800MHz ■GSM 900/1800/1900MHz ■LTE 2100/1700/800MHz |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11 b/g/n |
Bluetooth | version 4.0 |
CPU性能は最新のキャリア販売スマホと比較するとやや頼りない印象はありますが、ミッドレンジクラスと呼ばれる端末では標準的なもの。2013年に発売されたキャリアスマホとほぼ同程度のスペックです。
また、LTEの周波数帯3つに対応。しかも、この全てがドコモのLTE周波帯! 広いエリアでLTEの快適さを実感することができることでしょう。
背面のデザインが特徴的で光の反射によって見え方が変わります。格安スマホはコストを抑えるという意味でもデザインがシンプルなものが多いですが、このgoo Simsellerの格安スマホは、その中でもデザインに対するこだわりが見えてきます。
この格安スマホは電池一体型で、カバー取り外しはできないタイプ。マイクロSIMをセットする際は、本体側面にある穴に付属のピンを差し、トレイを引き出してそこにセットします。
設定いらず!SIMをセットしたらAPNを指定するだけ
これまでOCN モバイル ONEをスマホで利用する際、IDとパスワードの入力が必須でした。しかし、このgoo Simsellerの格安スマホは、特別な仕様。SIMをセットしたらAPN設定から「OCN モバイル ONE(LTE)」を選択するだけ! これならメカがちょっと苦手と思っている方でも迷うこと無く設定できることでしょう。
ちなみに端末を初めて利用する場合、アクティベートと呼ばれる初期設定をすることになります。その際、データ通信によるGoogle認証がありますので、データ量を節約するためにも、アクティベート作業時は、Wi-Fiによる接続をしてください。また、アプリをダウンロードする場合も、Wi-Fiを活用することをオススメします。
無事セッティングが完了したので、早速使ってみることに。ちゃんとLTEの電波を受信できていますが、ドコモスピードテストをダウンロードし、速度はどれくらい出るのか試しました。下り45.01Mbps、上り24.62というとっても快適な数値をマーク!
しかし、残念なことにスピードテストを終了させると、その日の通信容量は制限いっぱいに達しました。スピードテストはついついやってしまいまがちですが、かなりのデータ量を使いますので、格安SIMを使う場合はなるべく使わないほうがいいですね。
今回のスマホを購入するときに契約を行う「050 plus」と「マイポケット プラス」のアプリはもちろんプリインされています。SIMのアクティベート作業時に両サービスのID等が発行されるので、それらを使ってログインをします。
この格安スマホは、容量が16GBあるものの、microSDスロットを持ちあわせていないので、端末の容量だけでは心許ないという人もいるのではないでしょうか? 「マイポケット プラス」は、64GBのパーソナルクラウドを持っているので、写真データなどの保存場所として活躍してくれ、さらに電話によるサポートも受け付けているので、初めてスマホを使う人でも安心。また、IP電話アプリの「050 plus」を使えばお得料金で電話をかけられるので、家計の手助けをしてくれることでしょう。
3Dキャラクターが動き回るゲームをプレイしてみて、その性能を確認しました。沢山の3Dキャラクターが同時に画面に表示されても詰まることなくスムーズに操作ができ、また、ムービーもとてもキレイで滑らか。CPUの性能がやや低いので気になっていましたが、どうやら杞憂のようでした。
800万画素のカメラは最新のスマホと比較するとやや小さい画素数なので、ちょっと粗い写真になるかと思いきや、これもそんな心配ありませんでした! 生憎の空模様でやや暗めの写真ですが、素直な色合いで表現され、800万画素カメラでも十分な性能を有していることがわかります。
また、HDR撮影モードや美肌モード、さらにはモノクロやセピアなどの画像エフェクトも搭載。カメラアプリをダウンロードしなくても、ある程度遊びゴコロのある写真撮影を楽しめます。
また、他の格安スマホとの違いとして、ブラウザのホームにはポータルサイトの「goo」が設定されていました。これはgoo Simsellerだけの販売ならではといったところですね!
他にも、タスクマネージャーやファイル管理アプリといったスマホを使う上で必要なツールアプリがプリインストールされています。
さらにFMラジオ機能も搭載。格安スマホだけでなく、SIMフリースマホにはラジオ機能が付いていないものも多くあるため、これも嬉しいポイントではないでしょうか!?
格安スマホなのにLTEが使えるということで話題となりましたが、スマホが持つポテンシャルも高く総合的に「使えるスマホ」であると使ってみて思いました。
しかも本体価格・ランニングコストともに安いので、スマホデビューに最適な1台となることでしょう。
◆goo Simseller /格安スマホ「NTTコムストア by goo Simseller」限定セット
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