Lenovoがスマホ3機種を発表――5000mAhバッテリーの「VIBE P1」、インカメラ×2の「VIBE S1」など
5.5型ディスプレイや5000mAhの大容量バッテリーを備える「VIBE P1」、ミッドレンジで防滴仕様の「VIBE P1m」、2つのインカメラを搭載する「VIBE S1」の3機種をラインアップする。
Lenovoが9月2日(現地時間)、ドイツ・ベルリンで開催される「IFA 2015」に先立ち、スマートフォンの新機種を発表した。
「VIBE P1」は、5.5型のフルHD(1080×1920ピクセル)液晶を搭載したハイエンドなスマートフォン。カラーはPlatinum、Graphite Grey、Goldの3色(Goldは中国でのみ展開)。OSはAndroid 5.1。背面カバーはアルミで作られているほか、ディスプレイにはCorning Gorilla Glass 3を採用した。
5000mAhという大容量バッテリーを備えているのが大きな特徴で、Lenovoの調べでは、81時間の連続使用時間を確保している。5分の充電で2.8時間の通話時間を確保できるという急速充電もサポートする。スワイプするだけの簡単操作で省電力設定にできるモードも用意した。プロセッサはQualcommの64ビットの8コア、メインメモリは2Gバイトだ。
ホームボタンには指紋センサーを備えており、指紋を認証させて簡単に画面ロックを解除できる。メインカメラは像面位相差オートフォーカスやデュアルカラーフラッシュ対応の1300万画素CMOS、インカメラにはセルフィー用途を意識して500万画素CMOSを搭載した。
「VIBE P1m」は、P1よりもややスペックを抑えたミッドレンジのスマートフォン。5型のHD(720×1280ピクセル)液晶や800万画素カメラ、4000mAhのバッテリーを装備する。本体はナノコーティングを施した防滴仕様となっており、カラーはOnyx BlackとPearl Whiteの2色を用意する。OSはAndroid 5.1、プロセッサはMediaTekの64ビット4コア、メインメモリは2Gバイト。
VIBE P1は10月上旬、VIBE P1mは9月中旬の発売を予定している。日本での発売は不明。価格はVIBE P1が279ドル(約3万3500円)、VIBE P1mが159ドル(約1万9000円)。
機種名 | VIBE P1 |
---|---|
メーカー | Lenovo |
OS | Android 5.1 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 615/1.5GHzオクタコア |
メインメモリ | 2Gバイト |
ストレージ | 32Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大128Gバイト) |
ディスプレイ | 約5.5型フルHD TFT(IPS方式) |
解像度 | 1080×1920ピクセル |
連続通話時間 | 約2700分(LTE)、約2640分(3G)、約2940分(GSM) |
連続待受時間 | 約720時間(LTE)、約600時間(3G)、約648時間(GSM) |
バッテリー容量 | 5000mAh |
メインカメラ | 有効約1300万画素CMOS |
インカメラ | 有効約500万画素CMOS |
ボディカラー | Platinum、Graphite Grey、Gold |
サイズ | 約75.6(幅)×152.9(高さ)×9.9(奥行き)ミリ |
重量 | 約189グラム |
機種名 | VIBE P1m |
---|---|
メーカー | Lenovo |
OS | Android 5.1 |
プロセッサ | MediaTek MT6735P/1.0GHzクアッドコア |
メインメモリ | 2Gバイト |
ストレージ | 16Gバイト |
外部メモリ | microSD(最大32Gバイト) |
ディスプレイ | 約5型HD TFT(IPS方式) |
解像度 | 720×1280ピクセル |
連続通話時間 | 約960分(LTE)、約960分(3G)、約2190分(GSM) |
連続待受時間 | 約492時間(LTE)、約564時間(3G)、約456時間(GSM) |
バッテリー容量 | 4000mAh |
メインカメラ | 有効約800万画素CMOS |
インカメラ | 有効約500万画素CMOS |
ボディカラー | Onyx Black、Pearl White |
サイズ | 約71.8(幅)×141(高さ)×9.3(奥行き)ミリ |
重量 | 約148グラム |
「VIBE S1」は、2つのインカメラを備えた“セルフィー”強化モデル。800万画素のインカメラでベースとなる写真を撮り、もう一方の200万画素インカメラで被写体の奥行きを検知する。これらのインカメラで撮影した写真は、後からピントを変更したり、ボケを加えたりできる。自分撮りをした顔をカットして、ほかの写真に合成することもできる。また、進化した裏面照射型CMOSセンサーにより、光の少ない場所でも鮮明に自分撮りができるとしている。
OSはAndroid 5.0、プロセッサはMediaTekの64ビット8コア、メインメモリは3Gバイト、ディスプレイは5型のフルHD(1080×1920ピクセル)とスペックも高い。ユーザーの手になじむよう、背面には曲面ガラスパネルを採用したほか、側面はメタルフレームで構成されている。発売は11月の予定で、日本での発売は未定。価格は299ドル(約3万6000円)。
機種名 | VIBE S1 |
---|---|
メーカー | Lenovo |
OS | Android 5.0 |
プロセッサ | MediaTek MT6752/1.7GHz億rコア |
メインメモリ | 3Gバイト |
ストレージ | 32Gバイト |
外部メモリ | microSDXC(最大128Gバイト) |
ディスプレイ | 約5.0型フルHD TFT(IPS方式) |
解像度 | 1080×1920ピクセル |
連続待受時間 | 約240時間(LTE)、約240時間(3G)、約264時間(GSM) |
バッテリー容量 | 2500mAh |
メインカメラ | 有効約1300万画素CMOS |
インカメラ | 有効約800万画素CMOS+200万画素CMOS |
ボディカラー | Pearl White、Midnight Blue |
サイズ | 約70.8(幅)×143.3(高さ)×7.8(奥行き)ミリ |
重量 | 約132グラム |
関連キーワード
MediaTek | 64ビット | 裏面照射型CMOS | 指紋認証 | ゴリラガラス | QUALCOMM(クアルコム) | IFA | Snapdragon
関連記事
- 特集:IFA 2015
Lenovo、Motorolaブランドで日本参入間近?――「Lenovo Tech World」プレイベント
Lenovoが北京でメディア説明会を開催。PC、タブレット、エンタープライズほか、傘下となったMotorolaを含む、モバイル事業、そして日本市場に対する考えなどが語られた。レノボ・ジャパン、2015年のスマートフォン日本市場参入を宣言
具体的な参入形態などは後日発表の予定Lenovo、デジカメとスマートフォンの2in1「VIBE Shot」など新モデルを発表
有効1600万画素の6ピースレンズを備えたメインカメラを搭載する“デジカメ”スマートフォンがLenovoから登場。Dolby Atmosを導入したモデルも発表した。Lenovo、デュアル13MPカメラ搭載の「VIBE X2 Pro」やスマートバンド「VIBE Band VB10」を発表
5.3型のフルHD液晶や8コアCPU、そしてメイン/インに13MPカメラを搭載したハイエンドなスマートフォン「VIBE X2 Pro」と、AndroidとiOS端末と連携するスマートバンド「VIBE Band VB10」をLenovoが投入する。Lenovo、スマートフォン出荷台数がPCを初めて上回る
世界でのPC出荷台数で長く首位に立つ中国Lenovoが、4~6月期のスマートフォン出荷台数が1580万台になり、PCの出荷台数(1450万台)を初めて超えたと発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.