レビュー

午前中の速度が改善、UQ mobileが一矢報いる――「格安SIM」2サービスの実効速度を比較(au回線2月編)通信速度定点観測(2/2 ページ)

格安SIMを選ぶうえで料金と並んで重要な「通信速度」。本企画では主要な格安SIMサービスの通信速度を月に1回、横並びで比較する。2月のau回線を使ったサービスの測定結果を紹介しよう。

前のページへ |       

昼のアイティメディア社内は上りの通信速度に期待か?

 最後に東京都内のアイティメディア社内(会議室)で正午過ぎに測定した。再びランチタイムのため、通信速度は厳しい結果になる。ただしauの場合、こちらのランチタイムの測定では上りの速度が向上しやすい。

 今回もau(LTE NET)がトップで、下り平均49.95Mbpsで十分な速度だった。UQ mobileは下り平均1.45Mbpsで、mineoは0.47Mbpsと横浜駅での測定とほとんど変わらない。

 上りの通信速度はUQ mobileが12Mbps以上という好結果だった。mineoも8Mbpsなので満足いく数値といえる。逆にau(LTE NET)が奮わず、3Mbps台だった。

advertisement
アイティメディア社内での計測結果
計測開始時刻 下り平均(Mbps) 上り平均(Mbps)
UQ mobile 12:26 1.45 12.26
mineo 12:33 0.47 8
au(LTE NET) 12:21 49.95 3.34

午前中の結果は改善するも、混雑時はUQ mobileとmineoが苦戦

 au(LTE NET)が強く4回のテスト中3回トップになったが、横浜駅前の午前中にUQ mobileが本家を上回る金星を挙げた。

 mineoはどうしても混雑時、特にランチタイムに下り0Mbps台となるものの、これがMVNOの標準的な通信速度。ドコモ系MVNOの多くと同じなのだ。

 2月のau系MVNOの傾向を簡単にまとめると、以下のようになる。

  • UQ mobile……朝に非常に強く底堅い
  • mineo……混雑時が苦手
  • au(LTE NET)……常に高速!

 1月の午前中の結果が悪かったので、UQ mobileとmineoはやや改善した印象。3サービスとも午前中には強い。ただしドコモと同じく本家は混雑時も含めて常に強いため、やっぱりMVNOの通信速度は本家に見劣りする。これがドコモ系サービスなら、UQ mobileやmineoはドコモ本家並みに速度が出ていることもあるのだが。

 今回の測定結果はあくまで参考データの1つとして役立てていただき、他のさまざまな情報も踏まえて、より良いMVNOを選んでほしい。

基本情報から価格比較まで――格安SIMの情報はここでチェック!→「SIM LABO

関連キーワード

UQ mobile | au | LTE(Long Term Evolution) | UQ mobile | mineo | MVNO

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.