シニアのスマートフォン所有率は48.2%、タブレット所有率は30.5%に
MMD研究所は、6月22日に「2017年シニアのスマートフォン利用に関する調査」の結果を発表。シニアのスマートフォン所有率は48.2%、タブレット所有率は30.5%と前年より増加し、利用端末のブランドは「iPhone 6/6 Plus」「Xperia」が最も多い。
MMD研究所は、6月22日に「2017年シニアのスマートフォン利用に関する調査」の結果を発表した。調査対象は60歳~79歳の男女4244人。
事前調査として普段利用している携帯電話について聞いたところ、「スマートフォン」が46.8%、「シニア向けスマートフォン」が1.4%で、計48.2%がスマートフォンを利用し、2016年から9.7ポイント増。年代別では60代のスマートフォンの所有率は51.9%、70代は35.7%となる。また、次に買い替える端末の希望について聞いたところ、スマートフォンユーザー(1986人)の80.5%、フィーチャーフォンユーザー(1765人)の15.6%が「スマートフォン」を購入すると回答した。
タブレットの所有率は30.5%となり、2016年より0.9ポイント増。年代別は60代の32.3%、70代の24.4%がタブレットを所有している。
スマートフォンを所有していると回答したシニアに、所有している端末のメーカー、シリーズを聞いたところ、iPhoneユーザー(329人)の最多は「iPhone 6/6 Plus」(26.7%)、次いで「iPhone 6s/6s Plus」(25.2%)、「iPhone 7/7 Plus」(22.8%)となる。Androidユーザー(394人)の最多は「Xperia」(24.1%)、次いで「AQUOS」(20.6%)、「arrows」(13.7%)と続く。
普段利用しているサービスは、iPhoneユーザーは「メール」(85.1%)、「動画」(66.9%)、「ネットショッピング」(55.0%)が上位となった。アプリとブラウザの利用を複数回答で聞いたところ、8割以上が「Instagram」「Twitter」「Facebook」をアプリで利用し、ブラウザで多かったのは「グルメ」(50.7%)、「ネットショッピング」(39.2%)、「動画」(35.9%)だった。
Androidユーザーは「メール」(84.3%)、「動画」(49.0%)、「ネットショッピング」(38.8%)が上位となり、アプリの利用が多かったのはiOSと同様にSNS。ブラウザで利用が多かったのは「グルメ」(66.9%)、「ネットショッピング」(56.9%)、「レシピ検索」(54.8%)となった。
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