KDDI、タイでの「グローバルパスポートCDMA」データローミングを開始
KDDIは国際ローミングサービスの「グローバルパスポートCDMA」について、タイ北部、東北部、南部エリアにおけるデータローミングを開始した。端末内のローミングエリア情報を更新することで、現地でEメール送受信やEZwebが利用できる。
KDDIは2月27日、タイでの「グローバルパスポートCDMA」対応サービスを拡大し、チェンマイ、スコータイ、プーケット島、サムイ島等を含むタイ北部、東北部、南部にてデータローミングを開始した。音声通話はすでに提供されている。
auの国際データローミングサービス対応端末であれば、渡航前に最新のPRL(ローミングエリア情報)に更新することで、事前の申し込みなどをせずにEメール送受信やEZwebなどのパケット通信を利用できる。
タイでのグローバルパスポートCDMAについては、現地通信事業者の事情によりバンコク周辺地域において音声とデータ通信ともに利用できなくなっている。また、2005年11月以降、タイ政府の治安政策により南部のパッタニー県、ナラティワート県、ヤラー県ではグローバルパスポートそのものが利用できない。
タイでのグローバルパスポートCDMAによるデータローミング利用料金は、Eメール送受信/EZweb/PCサイトビューアーが0.35円/パケット(免税)、Cメール送信が100円/通(免税、受信は無料)。対応機種はWalkman Phone, Premier3、Woooケータイ H001、T001、CA001、SH001、P001、Cyber-shotケータイ S001、Woooケータイ W63H、EXILIMケータイ W63CA、AQOUSケータイ W64SH、W63SA、A5527SA、A5514SA、A5505SAの14機種。なお、A5527SA、A5514SA、A5505SAでは、PCサイトビューアーとCメール送信が利用できない。
グローバルパスポートCDMAは現在、26の国と地域で音声通話サービスを提供。さらに14の国と地域でデータサービスを行なっている。また、「グローバルパスポートGSM」は181の国と地域で音声通話を、127の国と地域でデータサービスを提供している。
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