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iPhone OS 3.0ソフトウェアアップデート、配信開始
初代iPhoneやiPhone 3G、iPod touchで利用できるiPhone OSの最新バージョン、iPhone 3.0の配信が6月18日の午前2時過ぎから始まった。
左がiPhone OS 2.2.1の情報画面、右がiPhone OS 3.0の情報画面。キャリアの表記やモデムのバージョン番号にも違いが見られる(ちなみに左は16Gバイト版の白、右は8Gバイト版のためモデル名が異なる)
米Appleは6月17日(日本時間では6月18日午前2時前後)、iPhoneやiPhone 3Gに最新の機能アップデートを提供する「iPhone OS 3.0」の配信を開始した。iPhone OS 3.0のダウンロードファイルサイズは、およそ230Mバイトほど。
今回のアップデートの主なポイントは以下のとおり。
- カット、コピー&ペースト、シェイクによる取り消し機能を提供
- 主要アプリケーションにおける横表示キーボード対応
- SMS/MMS アプリケーションの強化(写真、連絡先、オーディオファイル、および位置情報をMMSで送受信可能。またメッセージを1つずつ、または複数まとめて転送および削除が可能に)
- メール、カレンダー、メモ、および iPod内の検索機能の追加
- iPhone内のデータ全体を検索できるSpotlightを提供
- カレンダーでCalDAVおよびカレンダーの登録をサポート
- Safariを改良(性能向上、HTML5サポート、オーディオおよびビデオのHTTPストリーミング機能実装、ユーザー名とパスワードの自動入力サポート)
- ボイスメモアプリケーションを新規に搭載
- iTunes経由でメモをMacやPCと同期する機能を用意
- USBおよびBluetooth経由でインターネットテザリング(キャリアによるサポートが必要。日本では非対応)
- iTunes Store からムービー、テレビ番組、オーディオブックをブラウズおよびダウンロードする機能を追加(一部の地域や言語では非対応。日本でも利用不可)
- ステレオBluetoothサポート(iPhone 3GとiPhone 3G Sのみ)
- Wi-Fi自動ログイン機能の搭載
- 株価アプリケーションの強化
- アプリケーション、ミュージック、ムービー、およびテレビ番組のより詳細なペアレンタルコントロールオプションを提供
- iTunesアカウントの作成およびログイン機能を実装(一部の地域や言語では非対応)
- YouTubeアカウントのログインおよび、登録チャンネル、レート、お気に入りへのアクセス機能を用意(一部の地域や言語では非対応)
- 「シェイクでシャッフル」機能に対応
- 新しい言語、辞書、およびキーボードのサポート
- MobileMeで利用可能な「iPhone を探す」および「リモートワイプ」(要登録。一部の地域や言語では非対応)
- より多くのExchangeポリシーをサポート
- Exchangeのミーティングの招待を作成および送信する機能に対応
- サーバ上のメールを検索する機能を装備(Exchange Server 2007およびサポートされているIMAPサーバ)
- LDAPカンパニーディレクトリの検索機能を用意
- VPNオンデマンドおよびVPNプロキシをサポート
- 暗号化された構成プロファイルの採用
- 暗号化されたiTunesバックアップ機能の提供
- アプリケーション内での追加購入、Apple Push Notification Service(プッシュ通知サービス)、アクセサリサポート、ピアツーピア接続、地図の埋め込み、iPodライブラリのアクセスなどを含む、1000におよぶデベロッパ向けAPIの提供
- 不具合の修正
また、WWDC 2009の基調講演ではあまり触れられていなかったが、日本語入力周りなどにもいろいろと手が加えられているようだ。詳細は追ってリポートする。
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