Twitterとmixiボイスに声でつぶやける――iPhone向け「音声認識メール」:ふぉーんなハナシ
「○○なう」――1人iPhoneに向けって(文字どおり)つぶやくと、何とも言えぬ新鮮な気持ちになれる(かもしれません)。
Twitterやmixiボイスは、日記よりも手軽に“つぶやける”のが大きな魅力。しかし「つぶやく」=「文字を打つ」のは何か違う気が……。そこでお勧めしたいのが、iPhone向けの「音声認識メール」だ。
アドバンスト・メディアは、同社の音声認識メールを9月19日にバージョンアップし、新たに「Twitter」と「Safari」への投稿機能を追加した。2009年7月に提供したVer.1.0では、入力した音声をコピーしてSMSやGoogle Mapsに貼り付けられるようになったが、今回のバージョンアップで、音声入力した内容を直接Twitterに投稿できるほか、設定したWebサイトの入力欄に貼り付けることも可能になった。
今回のバージョンは、同社が継続的にデータを蓄積することで音声入力の認識率が向上したほか、居場所や状態などを知らせる「〜なう」など、Twitter独自の言い回しや用語にも対応したという。試しに「池袋なう」とiPhoneに向かってつぶやいてみたが、確かに認識した。この新機能を使えば、文字どおり「いまなにしてる?」をつぶやけるわけだ。
また、「設定」から「Safari起動時に開くURL」に、SNSやブログなどを登録しておけば(登録できるのは1件)、音声入力した文字をコピーしてからワンタッチで(登録した)サイトにアクセスでき、手軽に投稿できる。筆者はTwitterのほかに、最近開始された「mixiボイス」も使っているので、SafariにはmixiボイスのURLを登録している。
固有名詞を含む長文は一発で正確に認識してもらうのは厳しいが、「○○なう」「早く帰りたい」程度の単文ならほぼ問題なく認識される。リアルなつぶやきツールとして、試してみてはいかがだろうか。音声認識メールの価格は600円(2010年2月1日以降は月額115円の予定)。
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