ドコモ、3月15日からデータプランにもspモードを提供:電話帳バックアップサービスも
NTTドコモが3月15日から、データプランでもspモードを利用可能にする。音声契約のないデータプランで「@docomo.ne.jp」のメールアドレスが使えるほか、コンテンツ決済サービスなども利用可能。spモード向けに無料の電話帳バックアップサービスも提供する。
NTTドコモが3月10日、「Optimus Pad L-06C」のような音声通話機能を持たないタブレット端末のユーザー向けにも、3月15日からspモードサービスを提供すると発表した。合わせてspモードの基本サービスとして、スマートフォンのアドレス帳のデータをドコモのサーバにバックアップできる「電話帳バックアップ」の機能を提供する。
spモードは、これまでFOMAの新料金プラン向けISP(インターネット接続サービス)という位置づけだったため、データプラン(定額・従量)を利用しているユーザーはspモードが契約できなかった。3月15日以降は、定額データプランや従量データプランでもspモード契約が可能になるため、タブレット端末やスマートフォンで音声通話機能を利用しないユーザーも、spモードのメールやコンテンツ決済サービスが利用可能になる。3月15日に提供を開始する新たな定額データプラン「定額データプラン フラット バリュー」「定額データプラン スタンダード2 バリュー」でも利用できる。spモードのAPN設定は、料金プランにかかわらず「spmode.ne.jp」となる。
合わせて提供する電話帳バックアップ機能は、ドコモの一部のAndroidスマートフォン(「REGZA Phone T-01C」「Optimus chat L-04C」「MEDIAS N-04C」「Xperia arc SO-01C」)向けに提供する、アドレス帳のデータをドコモのサーバでバックアップするサービス。アドレス帳データの自動/手動バックアップが可能なほか、iモードケータイ向けに提供している「ケータイデータお預かりサービス」からの電話帳データ移行が可能なため、機種変更時のデータ移行がスムーズに行える。スマートフォンのアドレス帳を消去してしまった場合でも、サーバから簡単に復旧できる。保存可能件数は最大3000件、もしくは100Mバイト。バックアップやリストア作業は3G(FOMA)回線でのみ行える。
電話帳バックアップ機能を利用する際に申し込みや利用料金は不要で、電話帳コピーツールで事前設定をした後、電話帳バックアップアプリをダウンロードすればいい。電話帳バックアップアプリは、MEDIAS N-04CとXperia arc SO-01Cにはダウンロード用ショートカットが用意されている。REGZA Phone T-01CとOptimus chat L-04Cでは、ドコモマーケットのお客様サポートからspモードの各種設定画面を表示し、電話帳バックアップを選択してパスワードを入力、電話帳バックアップセンターの「電話帳バックアップアプリをダウンロード」からダウンロードできる。
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