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ソフトバンクモバイル、SIMロック解除手数料を決定
ソフトバンクモバイルは、SIMロック解除の手数料をドコモと同じ3150円とすると発表した。また9月1日から、新規契約時の事務手数料を3150円に値上げする。
ソフトバンクモバイルは8月5日、同社端末のSIMロック解除手数料を3150円に設定すると発表した。
現時点でSIMロック解除に対応する同社端末は、ZTE製の「008Z」のみ。008Zの発売以降、全国のソフトバンクショップでSIMロック解除を受け付ける。なお、SIMロック解除に対応する端末であっても、故障・水濡れがある場合やネットワーク利用制限携帯電話機(料金の未払い、窃盗などで不正取得した疑いがある端末)については対応しない。
SIMロック解除はすでにNTTドコモが実施しており、4月1日以降に発売する新端末はすべて対応している。手数料はソフトバンクモバイルと同じく3150円。イー・アクセスは、2010年末に発売した製品からSIMロックを解除した状態で順次出荷している。KDDIは3G通信の規格が他社と違うため、現時点でSIMロック解除を提供していない。
またソフトバンクモバイルは、現在2835円の新規契約事務手数料を、9月1日から3150円に値上げする。スマートフォンをはじめとする端末の多彩化や料金の多様化、フィルタリングの提供義務など新たな法律の施行など、回線契約時の説明事項の増加が理由だという。なお機種変更の事務手数料は無料で変更はない。
通信事業者の新規契約時事務手数料は、ドコモとウィルコムが3150円、KDDI、イー・アクセス、UQコミュニケーションが2835円に設定している。
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