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イー・モバイルの携帯電話やデータ端末、今後はすべてSIMフリーに
イー・アクセスは、イー・モバイルの携帯電話やデータ端末などの全機種について、今後新たに発売するモデルはすべてSIMロックを解除した状態で販売する。
イー・アクセスは5月13日、今後新たに発売するイー・モバイルの携帯電話やデータ端末は、SIMロックを解除した状態で販売することを発表した。
同社は2010年12月に発売した「HTC Aria」や、2011年1月に発売した「Pocket WiFi S」をSIMロックを解除した状態で販売しているが、今後新たに発売する携帯電話やデータ端末は、すべてSIMロックを解除する。今回の措置により、海外や日本の他事業者のSIMカードをイー・モバイル端末に挿入して利用できるので、同社は緊急時や海外でスピーディに利用できるとしている。
ただし、イー・モバイルのSIMロックフリー端末に他社のSIMカードを挿入して使う場合、周波数や通信方式によって、利用できない場合がある。例えば、HTC AriaのW-CDMAは1.7GHzでの通信には対応しているが、2.1GHzは対応していないため、ドコモやソフトバンクのSIMカードを入れても利用できない。また、「Pocket WiFi(D25HW)」をはじめとするデータ端末は、1.7GHzと2.1GHzでの通信に対応していながら、国内では他社のSIMカードが使えないようロックがかけられていた(海外では利用できる)。同社によると、今後発売するモデルは、こうした日本向けのロックもかけずに販売するとのこと。
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