ウィルコム、ソフトウェア更新で約635万円の誤課金――97万3443回線に影響
2012年7月18日2時から8月23日20時まで、ウィルコムの97万3443回線に、約635万円の誤課金が発生していた。原因は、本来課金をしないソフトウェア更新に誤って課金をしてしまったため。
ウィルコムが9月7日、一部のユーザーに対して誤課金があったことを発表した。
PHS端末のソフトウェア更新にかかるパケット通信は無料だが、ソフトウェア更新用設備の移設時に、非課金とするための設定が漏れていたため、一部のユーザーに対して誤課金が発生していたという。発生期間は2012年7月18日2時から8月23日20時まで。
誤課金に該当するのは、京セラ製のPHS端末を使っており、7月18日〜8月23日にソフトウェア更新を実施したユーザー。対象端末は「WX310K」「WX320K」「WX320KR」「WX330K」「WX340K」「HONEY BEE(WX331K)」「HONEY BEE 2(WX331KC)」「HONEY BEE 3(WX333K)」「HONEY BEE BOX(WX334K)」「HONEY BEE 4(WX350K)」「Premium Shell(WX334KP)」「BAUM(WX341K)」「Premium Bar(WX341KP)」「WX01K」「Sweetia(WX02K)」「LIBERIO(WX03K)」「Casablanca(WX05K)」。
影響を受けた回線は97万3443回線で、誤課金の総額は約635万円(平均約6.5円/回線)。誤課金をした分の料金は、2012年9月に請求する8月利用分から減額する。すでにウィルコムを解約したユーザーについては、返金方法などの詳細は別途案内するとしている。同社は、今後チェック体制を強化して再発防止に万全を期すとともに、より一層のサービス向上に努めていく、としている。
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