調査リポート
携帯電話の「学割」サービス加入率トップはドコモ――ICT総研調査
ICT総研は、2014年における携帯電話の「学割」サービス利用動向調査を実施。サービス加入率は各キャリアとも高く、トップはドコモ。満足度はKDDIがトップとなった。
ICT総研は2月3日、2014年における携帯電話の「学割」サービス利用動向調査の結果を発表した。
本調査は、携帯電話を利用する学生の子供を持つ親1000人に対するWebアンケートをまとめたもの。実施期間は1月23日から27日までで、学生は小学生/中学生/高校生/大学生/大学院生/短大生・専門学生を指す。
子供がNTTドコモ/KDDI(au)/ソフトバンクモバイルを利用している親は997人で、うち707人が「現在、学割サービスに加入している」と回答。サービス加入率は各社75%〜80%と高く、最高はドコモの利用者で80.3%。次いでauが78.1%、ソフトバンクが75.6%となった。
学割サービスの満足度については、トップはauで60.5ポイント、ドコモが58.6ポイント、ソフトバンクが55.9ポイントと続く。また、端末の購入時には学生の意見が重視される一方、料金の支払いは「保護者」が87.9%、「学生本人」は8.4%に留まった。なお、子供が携帯電話を利用する上でいいと感じる点は「子供が外にいても、すぐに連絡が取れる」(63.4%)で、悪いと感じる点は「利用料金がかかりすぎる」(31.5%)、「携帯電話利用時間が長すぎて、勉強時間が十分に取れなくなる」(26.2%)などが挙がった。
関連記事
- ICT総研、全国100駅300地点のスマートフォン電波状況実測調査を発表――トップはauのAndroid端末
ICT総研は、全国のJR・私鉄・地下鉄100駅300地点におけるスマートフォンの電波状況実測調査結果を発表した。 - 関西の電車でつながりやすいキャリアはどれだ?──ICT総研がiPhone 5で実測調査
ICT総研は、関西で調査した「電車移動中のスマートフォンつながりやすさ実測調査」の結果を4月16日に発表した。関東の調査結果より低い傾向があったという。 - LTEモバイルルーターの全国速度調査、下りはソフトバンク、上りはauに軍配
ICT総研が、全国でモバイルルーターの速度調査を実施。下り速度はソフトバンクが最速だった。auは下りでソフトバンクに肉薄しつつ、上りで他を一回りリード。ドコモは苦戦したが、下り最大100Mbpsエリアでは良好な結果に。 - 電車移動中につながりやすいキャリアは? ICT総研が実測調査
ICT総研が、関東の電車内で各キャリアの通信状況を調査。「受信エリアの広さ」ではau、「切れにくさ」ではドコモに軍配が上がったほか、ソフトバンクはLTE比率で強みを見せた。 - 全国200地点のLTE平均速度、ソフトバンクがトップ ICT総研の実測調査
ICT総研が全国200地点でLTEの通信速度を実測調査した結果によると、平均通信速度のトップは下り/上りともソフトバンクモバイルで、KDDIをそれぞれ1Mbps前後上回ったという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.