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KDDIとソフトバンクが「電話番号偽装」問題にコメント――ソフトバンクは非通知対応も検討

LINE電話の登場で再燃した「電話番号偽装」問題。KDDIとソフトバンクがその対策についてコメントを寄せた。

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 「LINE電話」の登場で、発信元の携帯電話番号を偽装できるとされる問題に注目が集まっている。LINEは3月28日に公式ブログで電話番号の偽装や悪用の可能性は極めて困難だという見解を示したが、各キャリアはこの件についてどう対策するのだろうか。

 NTTドコモは、LINE電話からドコモ端末宛の発信を「非通知・非表示」にするなどしている。ドコモによると、これは2005年に電気通信事業者協会(TCA)が策定した「発信者番号偽装表示対策ガイドライン」に準じたものだ。

 一方で、KDDIやソフトバンクモバイルの端末からLINE電話で発信をすると、相手の端末に電話番号が通知される。今後の対策について、2社に話を聞いた。

 KDDI広報は「現在非表示対応は取っていませんが、弊社もTCAのガイドラインに準じた対策をしてきました。また、今後も対策をしていきます。それは弊社のポリシーにのっとったもので、シャットアウトの方法は他社と異なるかもしれません」ということだった。また、ソフトバンク広報は「これまでもTCAのガイドラインには準じてきましたが、今後は対策を一層強化していきます。セキュリティの問題もあり詳細は話せませんが、非通知対応も含めて検討中です」とコメントした。

 TCAのガイドラインは非公開のため、各社の具体的な対策を把握することは難しい。今後の各キャリアの取り組みに注目していきたい。

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