端末比較!最新SIMフリースマホ:SIM通
この夏〜秋にかけてSIMフリースマホが続々と登場しています。今回は中でも注目したいiPhone 6、Ascend P7、freetel LTE XMを紹介します。
AppleによるSIMフリー版iPhone 6発売が話題になりましたが、この夏〜秋にかけてSIMフリースマホが続々と登場しました。SIMフリーのスマホと言えば、少しスペックが遅れたものが多かったのですが、今ではキャリア発売のものと遜色がないものになっています。
今回はそんな高スペックな最新の3機種、iPhone 6/Ascend P7/freetel LTE XMを取り上げて、特徴を見ていきたいと思います。
まずはアウトラインから。
iPhone 6は、内蔵メモリ(ROM。RAMは非公開)が16G/64G/128Gの3モデルがAppleから発売されていて、価格は73,224円/86,184円/96,984円と、今回比較する3機種の中では最も高価。iOS 8を搭載。曲線の多い美しいデザインと、Retina HDディスプレイが目を引きます。
Ascend P7は、ファーウェイより50,544円で発売されており、ROM 16GB/RAM 2GBを搭載(SDカードを外部ストレージとして使用可能)。OSはAndroid 4.4です。Gorillaガラスを前面/背面に使用し強度を高めているほか、7層構造のバックパネルでデザイン面でも際立っています。
freetel LTE XMは、freetelより32,184円で発売。ただし台数限定ですが7,000円キャッシュバックキャンペーンなどもやっており、LTE対応の高スペックSIMフリースマホとしてはかなりの安さ!ROM 16GB/RAM 1GB搭載で、OSはAndroid 4.4。
値が張るiPhone 6、安さのfreetel LTE XM、中間のAscend P7といったイメージですが、実際どうなのか見てみましょう。
iPhone 6 | Ascend P7 | freetel LTE XM | |
---|---|---|---|
サイズ | 138.1mm:67mm:6.9mm | 139.8mm:68.8mm:6.5mm | 142.3mm:70.4mm:7.8mm |
重量 | 129g | 124g | 132g |
CPU | A8 | Hisilicon Krin910T QuadCore 1.8GHZ | クアッドコア 1.2GHz |
帯域 | UMTS:HSPA+:DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz) | UMTS(2,100、850、900MHz) | W-CDMA(2,100、800MHz) |
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz) | GSM(800、900、1,800、1,900MHz) | GSM(900、1,800、1,900MHz) | |
CDMA EV-DO Rev. AおよびRev. B(800、1,700/2,100、1,900、2,100MHz) | − | − | |
FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、13、17、18、19、20、25、26、28、29) | LTE(2,100、1,800、900) | LTE(2,100、1,700、800) | |
TD-LTE(バンド38、39、40、41) | − | − | |
TD-SCDMA 1,900(F)、2,000(A) | − | − | |
バッテリ | 非公開 | 2,500mAh | 2,300mAh |
OS | iOS8 | Android 4.4 | Android 4.4 |
ディスプレイ | 4.7インチ 1,334×750 |
5インチ 1,920×1,080 |
5インチ 1,280×720 |
ROM | 16G/64G/128G | 16GB | 16GB |
RAM | 非公開 | 2BG | 1GB |
カメラ | メイン:8M イン:1.2M |
メイン:13M イン:8M |
メイン:8M イン:1M |
価格 | 73,224円/86,184円/96,984円 | 50,544円 | 32,184円 |
サイズは3機種ともほぼ同じですが、並べるとわずかにfreetel LTE XMが大きいかな、という印象。タテヨコはiPhone 6が最も小さく、軽さ薄さはAscend P7です。
次にディスプレイですが、iPhone 6だけ4.7インチと一回り小さく、Ascend P7とfreetel LTE XMは5インチで互角。ところが、解像度となると話は変わって、Ascend P7がフルHDでトップ、次にiPhone 6でハーフHDに近い解像度、ラストがfreetel LTE XMのHD。
iPhone 6はRetina HDディスプレイのため美しさに定評はありますが、画像の精細さを表す単位であるppiでみると326。Ascend P7はGorillaガラスと441ppiの解像度なので、Ascend P7に軍配が上がりそうですね。
SIM通読者的に一番気になる部分は、対応周波数ですよね。
こちら、表を見てもらうと分かりますが、iPhone 6が圧倒的。日本国内だけではなく、世界20か国以上のLTEに対応しています。Ascend P7とfreetel LTE XMは、日本国内で使う分にはほぼ互角。しかし細かく確認すると、3Gの部分ではFOMAプラスエリアの入るfreetel LTE XMが一歩リード。
速度についてはチップの性能によるので、スペックからは一概に判断できない部分があるので、触ってみて……という以外ないのですが、同じAndroidであるAscend P7とfreetel LTE XMであれば、Ascend P7のほうがよりパワフルに使えそうです。RAMを2GB搭載しているのは、かなり大きなアドバンテージです。
……と、ざっと見てきましたが、現状、「MVNOのSIMを使えるかどうか」という点ではどの機種も差はありません。
さまざまなSIMを使い分け、多くの国に出かけるような人はiPhone 6。docomo回線のMVNOが提供する格安SIMを使って、パワフルに使いこなしたい人はAscend P7。安くハイスペックのSIMロックフリースマホを使いたい人はfreetel LTE XMかなと思います。
自分の好みや使い方に合わせて、最適なSIMロックフリースマホを選んでください!
>>関連リンク
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