Microsoft、Android版「Cortana」のβ版を米国のGoogle Playで公開
Microsoftが、Googleの「Google Now」やAppleの「Siri」と競合するパーソナルアシスタント「Cortana」のAndroidアプリのβ版を米国のGoogle Playで公開した。
米Microsoftは8月24日(現地時間)、パーソナルアシスタント機能「Cortana」のAndroidアプリのβ版を米国でリリースしたと発表した。これまではクローズドβだったが、米国在住であればGoogle Playからβ版をダウンロードできるようになった。
Cortanaは、昨年4月にまずWindows Phone 8.1のパーソナルアシスタント機能として登場した。検索エンジン「Bing」をベースに、Google Nowと同様にユーザーの連絡先やカレンダー、検索履歴などに基いてパーソナライズした情報を提供するというものだ。Windows 10にも搭載された。ただし、日本ではまだ利用できない(Windows 10のプレビューで数カ月中に日本語版が登場する見込み)。同社は5月に、AndroidおよびiOSアプリ版のCortanaのリリースを予告している。
Android版Cortanaアプリでは、リマインダーの設定や搭乗予定の飛行機の情報通知、Cortanaをインストールしている複数の端末で同期するタスク管理などが可能だ。
クローズドβ版ではCortanaの起動はホームボタンを長押しする必要があったが、今回のアップデートでホームボタンのタップで起動するようになった。Windows版では「Hey Cortana」と声で呼び掛けることで起動できるが、Androidのβ版ではまだこれができない。
Microsoftは、今後Android版Cortanaの提供範囲を米国以外に拡大していく計画としている。
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