「Xperia ZL2 SOL25」がAndroid 5.0.2にバージョンアップ 本体単体でのハイレゾ音源出力に対応
「Xperia ZL2 SOL25」のOSバージョンアップが始まった。ユーザー自ら操作して行う必要があるので注意しよう。
KDDI(au)は12月8日、ソニーモバイルコミュニケーションズ製Androidスマートフォン「Xperia ZL2 SOL25」のOSバージョンアップを開始した。バージョンアップ後のOSは、Android 5.0.2となる。
更新内容
今回のOSバージョンアップにおける、主なアップデート内容は以下の通り。
- クイック設定のユーザーインタフェース(UI)と表示方法の変更
- 電話・電話帳アプリのUIの変更
- 日付と時刻、アラーム設定のUIの変更
- カメラ機能において「ARファン」「サウンドフォト」「マルチカメラ」に対応
- 優先通知機能の追加
- 設定メニュー内の項目を検索可能に
- 「スポットリスト」アプリへの対応
- ハイレゾ音源のアナログ出力に対応
- 「DSEE HX」(音源のアップスケーリング技術)に対応
その他、より快適に利用するためのアップデートや、仕様と表示の一部変更なども行われている。
更新方法
OSバージョンアップは、手動操作が必要となる。バージョンアップは、端末単体で行う方法と、PCから行う方法がある。いずれの方法でも、Android 4.4.2でのソフトウェア更新→Android 5.0.2へのOSバージョンアップと、2回のアップデート操作が必要となる。
端末単体:4G/3G通信時はパケット通信料が“有料”
端末単体でバージョンアップをする場合は、「更新センター」から行う。更新センターは、アプリ一覧から開く方法と、端末設定の「端末情報」→「ソフトウェア更新」と進んで開く方法がある。
更新データのダウンロードは、Wi-Fi(無線LAN)かauの4G(LTE/WiMAX)/3G回線で行う。Wi-Fiを使う場合は、au Micro ICカードを装着していない状態でもダウンロードとバージョンアップを実行できる。4G/LTE回線からダウンロードする場合は、最大で約900MB分のパケット通信料金がかかるので、注意しよう。
PC利用:Windows/Mac両方で可能
PCを使ってバージョンアップする場合は、Micro USBケーブルで本体と接続して行う。接続するPCには、あらかじめ「PC Companion」(Windows PCの場合)または「Bridge for Mac」(Macの場合)をインストールしておく必要がある。Xperia ZL2本体にau Micro ICカードを装着していなくても問題はない。
インターネットにつながったPCとXperia ZL2を接続し、PCでソフトウェアを起動すると、OSバージョンアップの通知が表示される。その後、画面の指示に従って操作をすると、OSをバージョンアップできる。なお、PCを使ったバージョンアップの場合、最大で約1.4GBのデータがダウンロードされる。
バージョンアップの注意点
保持されない設定
バージョンアップにあたり、端末内のデータは原則として全て保持されるが、以下の設定についてはリセットされるため、再設定が必要となる。また、アプリによっては事前あるいは事後にバージョンアップ・削除を行う必要がある場合もある。
- 「Blueoothロック解除」と「フェイスアンロック」の設定内容
(Android 5.0標準機能の「Smart Lock」で再設定可能) - 画面輝度の設定
- LTE NET for DATAとCPA接続の設定(CPA設定自体は保持される)
- プリインストールのライブ壁紙の一部(※)
- 音設定・オーディオ設定(「Clear Audio」「サウンドエフェクト」「ダイナミックノーマライザー」「ヘッドホン」の各設定 )
- アラームの「マナーモード中の鳴動」設定
(設定自体が廃止、代替措置としてアラームの音量を0とすることが可能) - アプリの「通知の表示」設定
※「ネクサス」「マジックスモーク」「水」の3つが削除される。これらを壁紙として設定している場合、OSバージョンアップが完了すると黒一色の壁紙となる
非対応となる機能
OSバージョンアップ後、以下の機能が非対応となる。
- SensMeスライドショー
- 標準ブラウザの一部機能(※)
- TV Launcher機能(画面の外部出力時には、通常のホーム画面が表示される)
- 電源オプションでの音量設定
- ロック画面へのウィジェット配置
※削除される機能:シークレットタブ、画面の反転レンダリング、デフォルトの表示倍率設定、ページの自動調整、プラグイン の有効化、ダブルタップでズーム
プリインストールアプリの変更
OSバージョンアップ後、以下のアプリがプリインストールとなる。
- 音声レコーダー
- スポットリスト
一方、以下のアプリがプリインストールではなくなる。OSバージョンアップ時は保持されるが、端末を初期化すると削除されるので注意しよう。
- PlayNow
- PlayStation Mobile
- Pixlr Express
また、以下のウィジェットも削除され、OSバージョンアップ後は使えなくなる。
- スクリーンミラーリング
- ツール
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